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過去の遺作置き場
2017年10月23日 (Mon)
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2002年09月14日 (Sat)
7月28日 その2



途中百花屋に寄った後、私達は駅前のデパートに来ていた。
・・・・だって、名雪があまりにも煩いんだもの。
しょうがないから、先に百花屋に寄ったんだけど。
名雪・・・・いくらお腹空いてたからって、イチゴサンデー5つも食べたらお腹壊すわよ・・・・?

「う~、満足だお~♪」

・・・・まぁ、良いけどね。

「とりあえず、水着売り場行くんでしょ?」
「そうだね、それが目的なんだし」

そう言って、売り場の方へ向かう・・・・って、あれ?

「ねぇ、真琴とあゆは?」
「え? 二人なら私の後ろに・・・・あれ?」

振り替える名雪の後ろには誰も居ない。
・・・・もしかして、はぐれた?

「ど、どうしよう祐子ちゃん?」
「う~ん、とにかく探しましょ。あの二人をほっといたらどうなるか『ピンポンパンポ~ン』・・・ん?」

『迷子のお知らせをします。月宮あゆちゃんと沢渡真琴ちゃんと言う名前の子がセンターにて保護されています。保護者の方はすぐに迎えに来てください』

ピンポンパンポ~ン。


「・・・・探す手間が省けたね」
「はぁ・・・・行くわよ、名雪」
「うん」

そう言って、私達は駆け出した。
もう、ほんとに世話の焼ける・・・・。





「ほんとにもう・・・・二人とも子供じゃないんだから」
「あう~・・・・」
「うぐぅ・・・・」

エスカレーターで水着売り場のある5階へ向かいながら、私は呟いた。
二人とも外見的にはもう子供じゃないんだから、迷子センターなんかに保護されないでほしいんだけど・・・・。
迎えに行った、私達の方が恥ずかしかったわよ。

「まぁまぁ、祐子ちゃん」
「まぁ良いけど・・・・それより、水着ってどんなの買えば良いのかな?」

はっきり言って、私はどんなものを買えば良いのかさっぱり分からない。
何せ、流行のものとかそう言うのはまったく知らないし・・・・。
あんまり恥ずかしい格好はしたくないわよね。

「それだったら、私が選んであげるよ。真琴やあゆちゃんの分も含めてね」
「そう? じゃあ、お願いしようかな。二人も別に良いでしょ?」
「あう~、別に良いけど・・・・」
「ボクも、水着とかよく分からないから・・・・任せるよ」

振り返って尋ねると、二人ともそう言って承諾した。
とりあえずは、名雪に任せておけば良いかな。



「ねぇ、ところで水着売り場ってどこ?」
「えっとねぇ・・・・確かこの階の向こうの方だよ」

そう言って先を行く名雪の後を、私達3人がついていく。
売り場の場所知ってるのって名雪だけだからね。
私は記憶がないし、二人は論外だし・・・・。
ちなみに、この5階は全体がスポーツショップになってるみたい。
色んな物が売ってるのね~。

「あ、あそこだよ」

そう言って名雪が指差した先には、確かに沢山の水着が陳列された売り場がある。
う・・・・それにしても、随分と沢山種類があるのね・・・・。

「それじゃあ、私がいくつか適当に見繕って持ってくるから・・・・祐子ちゃんたちは、ここで待ってて」
「うん、分かった」

そう言うと、名雪は売り場の奥へと消えて行った。
さてと、私達はしばらく待ちましょうか。



「お待たせー」

しばらく待っていると、名雪が沢山の水着を抱えて戻って・・・・来・・た。

「名雪・・・・いくらなんでも多すぎじゃ・・・・」
「そんな事ないよー。色々試着してみて一番良いのを見つけるんだよ」
「これ全部?」
「うん」

・・・・試着してるだけで日が暮れそうなんだけど。

「とにかく、試着室に入ろうよ」
「そ、そうね」

このまま突っ立っててもしょうがないしね・・・・。
とりあえず、名雪が持ってきた水着の山を受け取り試着室の中に入る。
真琴とあゆは、とりあえず私の水着が選び終わってからにするみたい。
・・・別にどっちでも良いけど。
さてと、まずは今着てる服を脱いで・・・よっと。
う~ん、試着室のなかに居るとは言え、何となく裸になるのって恥ずかしいのよね。
とっとと、水着着ちゃおうっと。
えっと、まずはこれにしてみようかな。
無難なワンピースタイプの水着を手に取り、足を通す。
う~ん・・・。
鏡に映った自分を見るけど・・・いまいち合ってないような気がする・・・。

「ねぇ、名雪ー?」
「何? 祐子ちゃん」
「ちょっと見て欲しいから中に入ってくれない? やっぱり私だけじゃ分かんなくて・・・」
「うん、良いよー」

そう言って、名雪が中に入ってきた。
意外と中は広いので、二人で居てもそれほど苦にならない。

「あ、ワンピースタイプの着たんだね・・・・でも、あんまり似合ってないよ」
「う・・・・やっぱり」

自分でもそうは思ってたけど・・・やっぱり合ってないのね・・・。

「祐子ちゃんはスタイル良いんだから、もっと派手なのが良いよー」
「派手なのって言われても・・・」

はっきり言って、これ以外って言うとビキニとかハイレグとかそんなものばかり。
は、恥ずかしいんだけど・・・・?

「とりあえず、これ着てみようよ」

そう言って、名雪が手に取ったのは・・・・。

「ちょ、ちょっと名雪! 何よこれ!!」

その水着は隠すところが極端に少なくて、ほとんど・・・・その・・・・紐だった・・・・。
どう見ても、こんなの着て泳げないと思う。

「こ、こんなの着れるわけないでしょ!」
「う~、似合うと思ったのに~」
「却下!」

こんなの着てたら、浜辺で襲われちゃうわよ。
まったくもう・・・・。

「じゃあねぇ、これは?」
「どれどれ?」

名雪が手に取った水着を受け取る。
どうやらハイレグタイプみたいだけど・・・・そんなにきわどいってほどでもない。
う~ん、これなら良いかな?

「じゃあ、ちょっと着てみるね」
「うん」

今着ているワンピースタイプの水着を脱ぎ去ると、私は再び裸になった。
さっきと違って名雪が一緒に居るので、一人の時ほど恥ずかしくは感じない。
名雪に見られたって、別に恥ずかしくないし。

「う~・・・・」
「何? 名雪、いきなり唸りだして・・・・」
「やっぱり、祐子ちゃんスタイル良くて羨ましいよ・・・・」

名雪も充分スタイル良いほうだと思うんだけどなぁ。
そんなに羨ましいものなのかしら・・・・。
そんな事を考えながら、真っ赤なハイレグタイプの水着に体を通す。
う~ん、やっぱりさっきのワンピースと比べると恥ずかしいかも・・・・。

「どうかな?」
「へ~、祐子ちゃんすごく似合ってるよ」
「そう? あ、ありがと・・・・」

名雪に誉められて何となく気恥ずかしい。
でも、似合ってるって言われてちょっと嬉しいかな。

「う~ん、これに決めちゃおっかな・・・・」
「良いと思うけど・・・・せっかく色々持ってきたんだから、他のも着てみようよ~」
「それもそうね」

まぁ、まだ時間はあるだろうし。
もうちょっとゆっくり選ばせてもらおうっと。



「あう~・・・・祐子、まだなのぉ?」
「うぐぅ・・・・ボク、もう待ちつかれたよ・・・・」

あ・・・・二人の事すっかり忘れてたわ・・・・(汗)

「じゃあ、二人とも一緒に着てみると良いよ~」
「ちょ、ちょっと名雪! こんな狭いところに4人も入れるわけないでしょ!!」

私と名雪二人で邪魔にならない程度だって言うのに・・・・4人も入ったら、着替えどころか動くことすらできないじゃない。

「あの、お客様?」
「え?」

そんな事を考えていたら、突然店員さんに声をかけられた。
何だろ?

「なんでしたら、複数人用の試着室の方へご案内しましょうか? そこでしたら4人一緒に入っても充分な広さがありますから・・・・」
「複数人って・・・何でそんなものあるの?」
「今のお客様のような状況が起きたときの為ですよ」

・・・・そうそうこんな事はないと思うんだけど。
変わったお店ね、本当に。

そして、私達はその店員さんに案内されて別の試着室へと移動した。
そこで、4人仲良く水着を試着したりしてたんだけど・・・・。



「あうー、これ似合う?」
「うぐぅ・・・真琴、ビキニの胸がずり落ちてるよ」
「そ、そう言うあゆあゆだってワンピースの胸が隙間開いてるじゃない!!」
「うぐぅ、これより胸の小さいのがないからしょうがないんだよ! それにボクはあゆあゆじゃないよっ!!」
「ちょ、ちょっと二人とも止めな・・・・ひゃうん! な、何?!」
「う~、祐子ちゃんの胸大きくて良いなぁ・・・・少しちょうだい~」
「な、名雪バカなこと言ってないで離れて・・・・あぁん!」
「あうー、真琴も触るー!」
「うぐぅ、ボ、ボクも触ってみたい・・・・」
「ちょ、ちょっと~!」



・・・・何でこうなったんだろ?
結局、私は必要以上の水着を買う羽目になった・・・・。
理由は・・・・聞かないで(泣)







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