過去の遺作置き場
7月29日 その3
さてと、まずは着替えないと。
持ってきた鞄を開けて、中から数着の水着を取り出す。
ちょっとした事情で多めに水着買う羽目になっちゃったから・・・結局、全部持ってきたのよね。
ワンピースタイプのものやビキニやハイレグ・・・。
それと・・・その・・・あの紐みたいなやつも・・・。
せっかく買ったんだからって持ってきたけど・・・流石に着れないわよね、これは。
そう思いながらも、手にとって眺めてみる。
・・・見れば見るほどエッチな水着。
「・・・祐子、それ着るの?」
「え?!」
振り返ると、訝しげな目でこちらを見ている香里と栞が・・・。
あぶない水着を手にとって眺めてるから勘違いしたみたいね。
「こんなの着れるわけないでしょ。ただ持ってきちゃったから・・・何となく見てただけよ」
「ふ~ん・・・着る気ないのに買ったの?」
「・・・それに関しては聞かないで」
私はげっそりとして顔を伏せる。
とにかく、更衣室内で暴走した名雪達のせいとだけは言っておくわ。
「ま、良いけどね」
香里もそれ以上は何も聞いてこなかった。
さてと、まずは着替えないと。
持ってきた鞄を開けて、中から数着の水着を取り出す。
ちょっとした事情で多めに水着買う羽目になっちゃったから・・・結局、全部持ってきたのよね。
ワンピースタイプのものやビキニやハイレグ・・・。
それと・・・その・・・あの紐みたいなやつも・・・。
せっかく買ったんだからって持ってきたけど・・・流石に着れないわよね、これは。
そう思いながらも、手にとって眺めてみる。
・・・見れば見るほどエッチな水着。
「・・・祐子、それ着るの?」
「え?!」
振り返ると、訝しげな目でこちらを見ている香里と栞が・・・。
あぶない水着を手にとって眺めてるから勘違いしたみたいね。
「こんなの着れるわけないでしょ。ただ持ってきちゃったから・・・何となく見てただけよ」
「ふ~ん・・・着る気ないのに買ったの?」
「・・・それに関しては聞かないで」
私はげっそりとして顔を伏せる。
とにかく、更衣室内で暴走した名雪達のせいとだけは言っておくわ。
「ま、良いけどね」
香里もそれ以上は何も聞いてこなかった。
「でも、この水着凄いです~・・・」
栞が私が手に持っている水着を眺めながら、感嘆の溜息を吐いてそう言った。
確かにねぇ・・・。
何度も言うけど、ホントに紐だものこれ。
水着の意味ないんじゃない?
どう考えても機能的じゃないし・・・見せる為の水着にしてもこれは、ねぇ・・・。
一体、どんな人が着るのかしら?
「ねぇ、祐子さん・・・ちょっと着てみませんか?」
「えぇっ?!」
目に妖しい光を宿らせて、私と水着を見比べながらそう言う栞。
い、いきなり何を言い出すのよこの子は・・・。
「こ、こんなの着れるわけないってば! 名雪と良い栞と良い何考えてるのよ!!」
「えぅ~、でも祐子さんなら絶対似合うと・・・」
「そうね、あたしもそう思う」
ちょ、ちょっと香里まで!
ホントに何考えてるのよ、あなたたち!
「別にそれ着て泳げって言ってるわけじゃないのよ?」
「そうです~。今だけ、ちょっと着てくれれば良いんです」
「い、嫌だってば! こんな・・・恥ずかしい・・・」
チラチラとその紐のような水着を見る。
多分、今の私の顔は真っ赤だろうと思う・・・。
「そう、しょうがないわね・・・」
そう言って、香里は私から離れた。
諦めてくれた・・・のかな?
「栞、良い?」
「大丈夫ですよ、お姉ちゃん」
何やら栞に目配せする香里と、それに呼応して立ち上がる栞。
な、何・・・?
「剥いちゃえ!」
「祐子さん、覚悟です~」
「ちょっ、なっ、何を・・・ってきゃあっ!!」
いきなり私に襲い掛かってくる二人。
だ、誰か助けて~~~~~!!!!
「さ、これでオッケーね」
「えぅ~・・・祐子さん、凄いです~・・・」
「うぅ・・・酷いよ、二人とも・・・」
結局、二人の手で私は無理矢理この水着を着せられた。
はっきり言って、恥ずかしいを超えてる・・・。
胸の部分は先っちょの方しか隠れてないし、背中の部分は完全に一本になっててTバッグみたいに食い込むし・・・。
ちょ、ちょっと変な気分に・・・って、何考えてるのよ私は!?
「それにしても、祐子ってスタイル良いからホントそう言うのが似合うわね」
こ、こんなのが似合っても嬉しくない・・・。
「祐子さん・・・色っぽくて素敵です~・・・」
な、何だか栞の目つきが妖しいんだけど?
「ねぇ、お姉ちゃん・・・今の祐子さんを見てどう思います?」
「そうね・・・」
そう言うと、香里はニヤリと笑って、
「思わず、理性全部捨て去って飛び掛りたくなるわね(はーと)」
「私もです~。やっぱりお姉ちゃんとは気が合いますね♪」
などとのたまってじりじりと近寄ってくる美坂姉妹。
ふ、二人とも目つきが怖いわよ・・・?
「ちょっと二人とも・・・落ち着いて、ね? そろそろちゃんと着替えて行かないと皆が不振に思ったりするし・・・」
「関係ないわね」
「そうです。そんなものどうとでも理由付けられるんですから」
そう言いながら、迫ってくるのを止めない二人。
に、逃げないと・・・!
私は立ち上がると、二人の隙を見て横を通り抜けてドアの前へと逃げた。
「往生際が悪いわよ、祐子?」
「えぅ~、祐子さん逃げないでください~」
「そんな事言われて逃げないわけないでしょ!」
私はそう言って、二人から更に逃げるべく部屋のドアを開けた。
「あ、ちょっと祐子・・・」
何か良いかける香里は無視。
早く安全な所へ・・・!
「お、相沢ようやく着替え・・・た・・の・か・・・」
廊下で待っていたらしい北川君が、私の姿を見て言葉を詰まらせた。
どうかしたのかしら?
何か驚くようなものでも見て・・・。
そこまで考えて、私は自分の格好に気付いた。
今の私は、あの紐水着を着ている状態。
それは、ほとんど裸同然のような格好なわけで・・・。
それを北川君が見て・・・・・・・・・、
「きゃあああああああああああああああっっっ!!!!!!」
私は、手で自分の体を隠すように覆うと素早く元の部屋へと逃げ戻った。
こ、こんな恥ずかしい姿・・・よりにもよって、唯一の男の子である北川君に見られるなんて・・・。
私は、恥ずかしさの余りしばらく立つことすら出来なかった。
はうぅぅ~・・・・。
「今の悲鳴何~? わ、どうしたの北川君?! そんなに大量の鼻血出して!」
「い、いや・・・ちょっと刺激が強すぎた・・・」
「???」
「北川君・・・今の見たのね・・・?」
「み、美坂! い、今のは完全な不可抗力で・・・!!」
「うふふふ・・・問答無用よ・・・祐子のあられもない姿の記憶は消し去ってあげる」
「そ、そんな?!」
「Go to hell!!」
「ぎにゃーーーー!!!!」
「・・・南ちゃん達が先に海に言ってて良かったね、北川君」
栞が私が手に持っている水着を眺めながら、感嘆の溜息を吐いてそう言った。
確かにねぇ・・・。
何度も言うけど、ホントに紐だものこれ。
水着の意味ないんじゃない?
どう考えても機能的じゃないし・・・見せる為の水着にしてもこれは、ねぇ・・・。
一体、どんな人が着るのかしら?
「ねぇ、祐子さん・・・ちょっと着てみませんか?」
「えぇっ?!」
目に妖しい光を宿らせて、私と水着を見比べながらそう言う栞。
い、いきなり何を言い出すのよこの子は・・・。
「こ、こんなの着れるわけないってば! 名雪と良い栞と良い何考えてるのよ!!」
「えぅ~、でも祐子さんなら絶対似合うと・・・」
「そうね、あたしもそう思う」
ちょ、ちょっと香里まで!
ホントに何考えてるのよ、あなたたち!
「別にそれ着て泳げって言ってるわけじゃないのよ?」
「そうです~。今だけ、ちょっと着てくれれば良いんです」
「い、嫌だってば! こんな・・・恥ずかしい・・・」
チラチラとその紐のような水着を見る。
多分、今の私の顔は真っ赤だろうと思う・・・。
「そう、しょうがないわね・・・」
そう言って、香里は私から離れた。
諦めてくれた・・・のかな?
「栞、良い?」
「大丈夫ですよ、お姉ちゃん」
何やら栞に目配せする香里と、それに呼応して立ち上がる栞。
な、何・・・?
「剥いちゃえ!」
「祐子さん、覚悟です~」
「ちょっ、なっ、何を・・・ってきゃあっ!!」
いきなり私に襲い掛かってくる二人。
だ、誰か助けて~~~~~!!!!
「さ、これでオッケーね」
「えぅ~・・・祐子さん、凄いです~・・・」
「うぅ・・・酷いよ、二人とも・・・」
結局、二人の手で私は無理矢理この水着を着せられた。
はっきり言って、恥ずかしいを超えてる・・・。
胸の部分は先っちょの方しか隠れてないし、背中の部分は完全に一本になっててTバッグみたいに食い込むし・・・。
ちょ、ちょっと変な気分に・・・って、何考えてるのよ私は!?
「それにしても、祐子ってスタイル良いからホントそう言うのが似合うわね」
こ、こんなのが似合っても嬉しくない・・・。
「祐子さん・・・色っぽくて素敵です~・・・」
な、何だか栞の目つきが妖しいんだけど?
「ねぇ、お姉ちゃん・・・今の祐子さんを見てどう思います?」
「そうね・・・」
そう言うと、香里はニヤリと笑って、
「思わず、理性全部捨て去って飛び掛りたくなるわね(はーと)」
「私もです~。やっぱりお姉ちゃんとは気が合いますね♪」
などとのたまってじりじりと近寄ってくる美坂姉妹。
ふ、二人とも目つきが怖いわよ・・・?
「ちょっと二人とも・・・落ち着いて、ね? そろそろちゃんと着替えて行かないと皆が不振に思ったりするし・・・」
「関係ないわね」
「そうです。そんなものどうとでも理由付けられるんですから」
そう言いながら、迫ってくるのを止めない二人。
に、逃げないと・・・!
私は立ち上がると、二人の隙を見て横を通り抜けてドアの前へと逃げた。
「往生際が悪いわよ、祐子?」
「えぅ~、祐子さん逃げないでください~」
「そんな事言われて逃げないわけないでしょ!」
私はそう言って、二人から更に逃げるべく部屋のドアを開けた。
「あ、ちょっと祐子・・・」
何か良いかける香里は無視。
早く安全な所へ・・・!
「お、相沢ようやく着替え・・・た・・の・か・・・」
廊下で待っていたらしい北川君が、私の姿を見て言葉を詰まらせた。
どうかしたのかしら?
何か驚くようなものでも見て・・・。
そこまで考えて、私は自分の格好に気付いた。
今の私は、あの紐水着を着ている状態。
それは、ほとんど裸同然のような格好なわけで・・・。
それを北川君が見て・・・・・・・・・、
「きゃあああああああああああああああっっっ!!!!!!」
私は、手で自分の体を隠すように覆うと素早く元の部屋へと逃げ戻った。
こ、こんな恥ずかしい姿・・・よりにもよって、唯一の男の子である北川君に見られるなんて・・・。
私は、恥ずかしさの余りしばらく立つことすら出来なかった。
はうぅぅ~・・・・。
「今の悲鳴何~? わ、どうしたの北川君?! そんなに大量の鼻血出して!」
「い、いや・・・ちょっと刺激が強すぎた・・・」
「???」
「北川君・・・今の見たのね・・・?」
「み、美坂! い、今のは完全な不可抗力で・・・!!」
「うふふふ・・・問答無用よ・・・祐子のあられもない姿の記憶は消し去ってあげる」
「そ、そんな?!」
「Go to hell!!」
「ぎにゃーーーー!!!!」
「・・・南ちゃん達が先に海に言ってて良かったね、北川君」
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