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過去の遺作置き場
2024年03月19日 (Tue)
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2003年07月27日 (Sun)
8月16日



あれから、どれぐらいの時間が経ったんだろう。
カーテンの隙間から窓の外を覗くと、うっすらと空が明るくなりかけている。
もう朝ね・・・。
身体を起こして隣を見ると、南が北川君の眠るベッドに寄りかかって眠っていた。
ずっと北川君の事診てたものね・・・さすがに疲れて眠っちゃったか。
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2002年11月14日 (Thu)
8月15日 その4



「「うんしょっと・・・ふぅ」

北川君をベッドの上に寝かせて私は一息ついた。
公園からここまで、かなり距離があるって言うのに・・・正直私一人じゃきつかったわ・・・。
ベッドに寝かせた北川君の顔を見る。
こうやって見ると、ただ寝てるだけにしか見えないんだけど・・・。
でも、息はしてないし心臓の音は聞こえないし、どうみても・・・。
もしかして・・・あやめさんを追いかけて行っちゃったのかな。

・・・・・・。

とにかく、南にだけでも連絡しておきましょう。
そう思って立ち上がると、私は玄関の所にある電話機のところへと向かった。
2002年11月01日 (Fri)
8月15日 その3



「き、北川君?!」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・あ、あやめさん!」
「潤様・・・」

身体に力が入らないだろうに無理して・・・。
立ってるのも辛そうじゃない。
そんなに必死になって走ってきたの・・・?
2002年10月12日 (Sat)
8月15日 その2



「あやめさん、あなたは・・・」
「・・・幽霊・・・なのでしょう、祐子さん」
「あやめさん・・・」

気付いてたんだ・・・。
てっきり今までの態度からして、まだ自覚はないものだと思ってたけど・・・。

「いつから?」
「皆さんで海へ行った時があったでしょう? あの時に・・・」
「そっか、あの幽霊騒ぎの時の・・・」

あの時、あやめさんは霊力で結界みたいなものを張ってたものね。
おそらくそれで・・・。
2002年10月11日 (Fri)
8月15日 その1



ピンポ~ン。

いつものように玄関のチャイムを鳴らす。
あやめさんが来てから、随分頻繁に北川君の家に来るようになっちゃったわね・・・。
この家もすっかり見慣れちゃったわ。
2002年10月10日 (Thu)
8月14日



「ふぅ・・・」

ぼふっ。

溜息を一つついて、ベッドに身体を投げ出す。
その状態で天井を見つめながら、私は北川君とあやめさんの事を考えていた。
2002年10月08日 (Tue)
8月12日



「それでは、私(わたくし) はリビングでお待ちしてますね」
「えぇ、ごめんねあやめさん」
「いえ、良いんですのよ」

そう言って、あやめさんは部屋を出て行った。

「さてと・・・」

私はあやめさんが完全に部屋を離れたのを確認すると、昨日と同じようにベッドに寝たままの北川君の方に振り向いた。

「北川君・・・どうしても確認しておきたい事があるんだけど良い?」
「・・・あぁ」

私の言葉に、北川君は真面目な顔で頷いた。
私の真面目な雰囲気を察したのだろう・・・。
2002年10月07日 (Mon)
8月11日



Trrrrrr・・・。
Trrrrrr・・・。

電話だわ。
ま、そのうち誰か出るでしょう・・・。
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