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過去の遺作置き場
2017年09月26日 (Tue)
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2002年10月09日 (Wed)
8月13日



※北川視点です



「う・・・ん・・・」

何となく目が覚めて、辺りを見回す。
たまたま目に入った時計を見ると、夜の8時ぐらいだった。
俺、ずっと寝てたのかな・・・。

よっ・・・と。

身体を起こして布団から這い出る。
今日は少し気分も楽だ・・・。
これなら、少しはあやめさんに付き合えるな。

「あら、潤様。もう起き上がって宜しいんですの?」
「あ、あやめさん。うん、今日は大分楽だから・・・」
「まぁ、良かったですわ。でも無理はなさらないでくださいね?」
「分かってるよ、あやめさん」

俺が倒れてから、あやめさんには心配かけちゃったな。
今日は体調が良いんだし、久しぶりにあやめさんと出かけるのも良いかも知れない。

「あやめさん、久しぶりに外に出かけてみない?」
「え・・・でも潤様のお体も心配ですし・・・」
「少しぐらいなら大丈夫だって。それにずっと寝てたら治るものも治らないよ」

そう言って立ち上がろうとしたが・・・。

・・・フラッ。

「う・・・」
「あ、潤様!」

足がよろけて上手く立てなかった。
確かに気分的には良くなってるけど、体調はそれほどよくなってないらしい・・・。

「やはりご無理はなさらない方が宜しいですわ」
「・・・ごめん、あやめさん」

俺はあやめさんに一言謝って、もう一度ベッドへと潜り込んだ。
は~あ、久しぶりにあやめさんと夜の散歩が出来ると思ったんだけどな。
俺は溜息を吐きながら、天井を見上げた。


その日、結局体調がそれ以上回復しなかった俺は、あやめさんと折り紙で紙風船なんかを作ったりして時間をつぶした。
嬉しそうに紙風船でお手玉をするあやめさんを見ていると、何故か妙な気持ちが沸いてくる。


昨日・・・相沢が言いかけた言葉・・・。
それが本当だとしても俺は構わない。
あやめさんと一緒に居られるなら・・・。



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