過去の遺作置き場
8月9日
ぴんぽ~ん。
昨日と同じように自分の部屋で勉強していると、突然チャイムの音が聞こえてきた。
誰か来たのかしら?
そう言えば、今誰も居ないのよね・・・仕方ない。
私は立ち上がると、部屋を出て玄関へと向かった。
ぴんぽ~ん。
昨日と同じように自分の部屋で勉強していると、突然チャイムの音が聞こえてきた。
誰か来たのかしら?
そう言えば、今誰も居ないのよね・・・仕方ない。
私は立ち上がると、部屋を出て玄関へと向かった。
ぴんぽ~ん。
中々出てこないので痺れを切らしたのか、玄関の外に居る誰かはもう一度チャイムを押してくる。
はいはい、そんなに何度も鳴らさなくても今出るから・・・。
「今、開けま~す」
外に居るであろう人物にそう声をかけながら、玄関の鍵を外して戸を開ける。
「どちら様・・・って」
「えへへ~、こんにちはです!」
「お邪魔するわ」
私の目に飛び込んで来たのは、大きなバケツサイズのアイスを抱えた栞だった。
その後ろには、香里の姿も見える。
「香里・・・一緒に歩いてきて、よく恥ずかしくなかったわね」
「そんなの恥ずかしかったに決まってるでしょ!」
声を大にしてそう言う香里。
まぁ、当然か。
私だって、こんなのと一緒に歩くのは恥ずかしいもの。
「こ、こんなのってなんですか?! そんな事言う人たち嫌いです!!」
右手に持ったスプーンを振り回しながらそう言う栞。
「って、私また声に出してた?」
「えぇ、声を大にして~の所からね」
う・・・それって結局全部じゃないの。
私、ホントに最近どうしちゃったんだろう・・・。
「と、ところで二人とも今日はどうしたの?」
「そんなの決まってるじゃないですか。今、家に祐子さんしか居ないと言うのを聞いて、千載一遇のチャンスを逃がすわけ・・・むぐぐ」
「た、ただ何となく遊びに来ただけよ!」
何かを言いかけた栞の口を塞いで、そう言う香里。
・・・今、チャンスがどうこうって聞こえたんだけど。
「・・・ホントでしょうね?」
「ほ、ホントにホントよ」
どことなく焦ってるように見えなくもないけど・・・。
まぁ、良いか。
「ま、とりあえず中へどうぞ。それと香里」
「何?」
「・・・いい加減、離してあげないと栞の命が燃え尽きようとしてるわよ?」
「え?」
ふと、視線を下に向ける香里。
そこには、香里に口と鼻を塞がれてピクピクと痙攣する栞が・・・。
「きゃあ! ご、ごめん栞、しっかりして!!」
香里にゆさゆさと揺さぶられて、カクンカクンと頭を揺らす栞。
って、香里・・・あなた栞に止め差す気?
ホントにもう・・・。
とりあえず、栞を覚醒させた私達は私の部屋へと移動した。
あのまま玄関に居てもしょうがないし。
「・・・死ぬかとおもいました」
「栞・・・ごめん・・・」
これは、さっきから続いてる栞と香里のやりとり。
栞も中々しつこい方で、さっきから何度も同じ事を言って香里を非難してる。
まぁ、分からなくもないけど。
「で、遊びに来たのは良いんだけど・・・何するの?」
「それは・・・お姉ちゃんからどうぞ」
「えぇ、そうね」
そう言うと、香里は持って来た大きめの鞄を開いて、中から一着の服を取り出した。
「これって確か・・・」
「そう、百花屋のウェイトレスの制服。名雪に頼まれて持ってきたのよ」
「へ、へぇ~」
ま、まさか本当に持ってるとは思わなかったわ。
「それで、こんなもの持ってきてどうするつもり? 名雪も居ないのに・・・」
「それはもちろん・・・栞」
「はい♪」
そう言って立ち上がった二人は、ジリジリと私に近づいて来て・・・。
って、な、何か前と似たようなパターンが(汗)
「ふ、二人とも? 一体、何を・・・」
「ふふふ、それはもちろん・・・ねぇ、栞?」
「はい。決まってますよね、お姉ちゃん?」
「か、香里、栞? それは止めようよ・・・(汗)」
「問答無用です」
「さ、おとなしく着替えましょうね?」
い、いや~~~~~~!!!!
私の魂の叫びがこだました。
「ふぅ、これで良いわ」
「祐子さん、凄く似合ってます~」
「うぅ・・・私ってこんなんばっか・・・」
無理矢理着せられた制服に、最早涙するしかない私・・・。
それに着替えさせる途中で、手が滑ったとか何とか言いながらあっちこっち触るもんだから・・・(赤)
もう私お嫁に行けないよ・・・。
「その時はあたしが貰ってあげるから安心しなさい」
「女同士で何を言うのよ・・・って、また声に出てたのね・・・」
何でこうも声に出るのよ・・・。
「それにしても・・・」
香里がマジマジと見つめてくる。
その・・・私の胸の部分を・・・。
この制服って胸が強調されるデザインだから、元々大きい私の胸が尚更目立つのよね・・・。
もう恥ずかしいったら・・・だから着たくなかったのにぃ。
「えぅ~、そんな胸の大きい人嫌いです・・・」
と言って、部屋の隅にしゃがんで床に『の』の字を書いてる栞。
自分で着替えさせておいて何を言うのよ。
む~、何か自分だけ着てるのも腹たってきたわね・・・。
「香里、これまだ他にもあるの?」
「え? えぇ、あるけど・・・」
「ふ~ん、そうなんだ(ニヤリ)」
「な、何よ祐子・・・その笑みは(汗)」
じりじりと後ずさる香里。
でも、その後ろは壁。
逃げられるはずがない。
私は香里の鞄からもう一着の制服を取り出すと、
「香里・・・せっかく持ってるんだから、香里も着なきゃね・・・」
「な、何でそうなるのよ!」
首を振って嫌々する香里。
形勢逆転ね・・・。
「さぁ、香里・・・覚悟は良い?」
「よ、よくないわ!」
「・・・問答無用」
「な、ちょ、ちょっと祐子止め・・・あ~~~~!!!」
私は香里に飛び掛ると、着ている服を脱がしにかかるのだった。
その後・・・結局、栞も無理矢理着替えさせて3人仲良くウェイトレス姿になったりした。
栞は、『理不尽です~!どうして私だけ~!!』とか胸を見ながら叫んでたけどね。
・・・生まれつきのものはどうしようもないのよ、栞。
そして・・・そんな私達のショーは、名雪が帰ってきて、現場を見て固まるまで続いたのでした。
中々出てこないので痺れを切らしたのか、玄関の外に居る誰かはもう一度チャイムを押してくる。
はいはい、そんなに何度も鳴らさなくても今出るから・・・。
「今、開けま~す」
外に居るであろう人物にそう声をかけながら、玄関の鍵を外して戸を開ける。
「どちら様・・・って」
「えへへ~、こんにちはです!」
「お邪魔するわ」
私の目に飛び込んで来たのは、大きなバケツサイズのアイスを抱えた栞だった。
その後ろには、香里の姿も見える。
「香里・・・一緒に歩いてきて、よく恥ずかしくなかったわね」
「そんなの恥ずかしかったに決まってるでしょ!」
声を大にしてそう言う香里。
まぁ、当然か。
私だって、こんなのと一緒に歩くのは恥ずかしいもの。
「こ、こんなのってなんですか?! そんな事言う人たち嫌いです!!」
右手に持ったスプーンを振り回しながらそう言う栞。
「って、私また声に出してた?」
「えぇ、声を大にして~の所からね」
う・・・それって結局全部じゃないの。
私、ホントに最近どうしちゃったんだろう・・・。
「と、ところで二人とも今日はどうしたの?」
「そんなの決まってるじゃないですか。今、家に祐子さんしか居ないと言うのを聞いて、千載一遇のチャンスを逃がすわけ・・・むぐぐ」
「た、ただ何となく遊びに来ただけよ!」
何かを言いかけた栞の口を塞いで、そう言う香里。
・・・今、チャンスがどうこうって聞こえたんだけど。
「・・・ホントでしょうね?」
「ほ、ホントにホントよ」
どことなく焦ってるように見えなくもないけど・・・。
まぁ、良いか。
「ま、とりあえず中へどうぞ。それと香里」
「何?」
「・・・いい加減、離してあげないと栞の命が燃え尽きようとしてるわよ?」
「え?」
ふと、視線を下に向ける香里。
そこには、香里に口と鼻を塞がれてピクピクと痙攣する栞が・・・。
「きゃあ! ご、ごめん栞、しっかりして!!」
香里にゆさゆさと揺さぶられて、カクンカクンと頭を揺らす栞。
って、香里・・・あなた栞に止め差す気?
ホントにもう・・・。
とりあえず、栞を覚醒させた私達は私の部屋へと移動した。
あのまま玄関に居てもしょうがないし。
「・・・死ぬかとおもいました」
「栞・・・ごめん・・・」
これは、さっきから続いてる栞と香里のやりとり。
栞も中々しつこい方で、さっきから何度も同じ事を言って香里を非難してる。
まぁ、分からなくもないけど。
「で、遊びに来たのは良いんだけど・・・何するの?」
「それは・・・お姉ちゃんからどうぞ」
「えぇ、そうね」
そう言うと、香里は持って来た大きめの鞄を開いて、中から一着の服を取り出した。
「これって確か・・・」
「そう、百花屋のウェイトレスの制服。名雪に頼まれて持ってきたのよ」
「へ、へぇ~」
ま、まさか本当に持ってるとは思わなかったわ。
「それで、こんなもの持ってきてどうするつもり? 名雪も居ないのに・・・」
「それはもちろん・・・栞」
「はい♪」
そう言って立ち上がった二人は、ジリジリと私に近づいて来て・・・。
って、な、何か前と似たようなパターンが(汗)
「ふ、二人とも? 一体、何を・・・」
「ふふふ、それはもちろん・・・ねぇ、栞?」
「はい。決まってますよね、お姉ちゃん?」
「か、香里、栞? それは止めようよ・・・(汗)」
「問答無用です」
「さ、おとなしく着替えましょうね?」
い、いや~~~~~~!!!!
私の魂の叫びがこだました。
「ふぅ、これで良いわ」
「祐子さん、凄く似合ってます~」
「うぅ・・・私ってこんなんばっか・・・」
無理矢理着せられた制服に、最早涙するしかない私・・・。
それに着替えさせる途中で、手が滑ったとか何とか言いながらあっちこっち触るもんだから・・・(赤)
もう私お嫁に行けないよ・・・。
「その時はあたしが貰ってあげるから安心しなさい」
「女同士で何を言うのよ・・・って、また声に出てたのね・・・」
何でこうも声に出るのよ・・・。
「それにしても・・・」
香里がマジマジと見つめてくる。
その・・・私の胸の部分を・・・。
この制服って胸が強調されるデザインだから、元々大きい私の胸が尚更目立つのよね・・・。
もう恥ずかしいったら・・・だから着たくなかったのにぃ。
「えぅ~、そんな胸の大きい人嫌いです・・・」
と言って、部屋の隅にしゃがんで床に『の』の字を書いてる栞。
自分で着替えさせておいて何を言うのよ。
む~、何か自分だけ着てるのも腹たってきたわね・・・。
「香里、これまだ他にもあるの?」
「え? えぇ、あるけど・・・」
「ふ~ん、そうなんだ(ニヤリ)」
「な、何よ祐子・・・その笑みは(汗)」
じりじりと後ずさる香里。
でも、その後ろは壁。
逃げられるはずがない。
私は香里の鞄からもう一着の制服を取り出すと、
「香里・・・せっかく持ってるんだから、香里も着なきゃね・・・」
「な、何でそうなるのよ!」
首を振って嫌々する香里。
形勢逆転ね・・・。
「さぁ、香里・・・覚悟は良い?」
「よ、よくないわ!」
「・・・問答無用」
「な、ちょ、ちょっと祐子止め・・・あ~~~~!!!」
私は香里に飛び掛ると、着ている服を脱がしにかかるのだった。
その後・・・結局、栞も無理矢理着替えさせて3人仲良くウェイトレス姿になったりした。
栞は、『理不尽です~!どうして私だけ~!!』とか胸を見ながら叫んでたけどね。
・・・生まれつきのものはどうしようもないのよ、栞。
そして・・・そんな私達のショーは、名雪が帰ってきて、現場を見て固まるまで続いたのでした。
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