過去の遺作置き場
7月23日
「ねぇ、香里。『ゆういち』って人知ってる?」
「ぶっ!!」
「きゃあ! もう香里ったら、いきなり噴出さないでよ!」
「ご、ごめんね祐子」
今、私は香里と二人で百花屋に来てる。
街でたまたま出会って、そのまま一緒に百花屋に来たけど・・・・。
確か、香里は名雪とは親友・・・・。
だから、名雪の言っていた『ゆういち』って人の事も知ってるかと思ったんだけど・・・・。
「ねぇ、香里。『ゆういち』って人知ってる?」
「ぶっ!!」
「きゃあ! もう香里ったら、いきなり噴出さないでよ!」
「ご、ごめんね祐子」
今、私は香里と二人で百花屋に来てる。
街でたまたま出会って、そのまま一緒に百花屋に来たけど・・・・。
確か、香里は名雪とは親友・・・・。
だから、名雪の言っていた『ゆういち』って人の事も知ってるかと思ったんだけど・・・・。
「祐子、その名前どこで聞いたの?」
「名雪が寝言で言ってたのよ。その後、追及して色々聞いたんだけどね」
「まったく、あの子は・・・・」
それを聞いた香里は、俯いて小声で何かを呟いてる。
その様子から察するに、やっぱり何か知ってるのね。
「香里、知ってるなら教えて欲しいの。その『ゆういち』って人の事を」
「名雪から聞いたんでしょ? あたしが話すような事なんてあるの?」
「確かに聞いたけど・・・・それは名雪とその『ゆういち』って人の思い出話ばっかりよ。私が聞きたいのは、どんな人だったかって事なの」
昨日、名雪のあの顔を見てから私の胸の疼きが治まらない。
自分でも分からないこの胸の痛み・・・・それの理由を知る為にも、どうしても『ゆういち』って人の事を詳しく聞きたい。
そして、何故私がこんなにも罪悪感のようなものに見舞われるのか・・・・。
「ふぅ・・・・分かったわ」
「ホント、香里!?」
「でも、今日はちょっと駄目なの。今から栞と用事があるのよ」
「そう・・・・なら、しょうがないわね。明日は?」
「明日なら大丈夫よ。1日中空いてるわ」
「良かった。なら、明日直接そっちの家に行って良い?」
「良いわよ。それじゃ、明日また会いましょう」
「えぇ」
そうして、私は香里と約束を取り付け百花屋を出たところで別れた。
これで・・・・少しは、何か分かるかもしれない。
それに、もしかしたら私の記憶を取り戻すきっかけになるかも知れないし・・・・。
とりあえずは明日ね。
・・・・あれ?
それにしても香里、栞と用があったのなら何で私とのんびりお茶飲んでたのかしら?
只の時間つぶし?
う~ん・・・・。
まぁ良いか。
「名雪が寝言で言ってたのよ。その後、追及して色々聞いたんだけどね」
「まったく、あの子は・・・・」
それを聞いた香里は、俯いて小声で何かを呟いてる。
その様子から察するに、やっぱり何か知ってるのね。
「香里、知ってるなら教えて欲しいの。その『ゆういち』って人の事を」
「名雪から聞いたんでしょ? あたしが話すような事なんてあるの?」
「確かに聞いたけど・・・・それは名雪とその『ゆういち』って人の思い出話ばっかりよ。私が聞きたいのは、どんな人だったかって事なの」
昨日、名雪のあの顔を見てから私の胸の疼きが治まらない。
自分でも分からないこの胸の痛み・・・・それの理由を知る為にも、どうしても『ゆういち』って人の事を詳しく聞きたい。
そして、何故私がこんなにも罪悪感のようなものに見舞われるのか・・・・。
「ふぅ・・・・分かったわ」
「ホント、香里!?」
「でも、今日はちょっと駄目なの。今から栞と用事があるのよ」
「そう・・・・なら、しょうがないわね。明日は?」
「明日なら大丈夫よ。1日中空いてるわ」
「良かった。なら、明日直接そっちの家に行って良い?」
「良いわよ。それじゃ、明日また会いましょう」
「えぇ」
そうして、私は香里と約束を取り付け百花屋を出たところで別れた。
これで・・・・少しは、何か分かるかもしれない。
それに、もしかしたら私の記憶を取り戻すきっかけになるかも知れないし・・・・。
とりあえずは明日ね。
・・・・あれ?
それにしても香里、栞と用があったのなら何で私とのんびりお茶飲んでたのかしら?
只の時間つぶし?
う~ん・・・・。
まぁ良いか。
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