過去の遺作置き場
7月21日
今日は日曜日。
とは言っても、夏休み入っちゃってるから平日も日曜日もあんまり変わらないんだけどね。
さてと、暇だしちょっと出かけようかな・・・・。
「あう~、祐子どっか行くの?」
「真琴? えぇ、ちょっと商店街まで散歩でも行ってこようかなと思って」
「真琴も行く!」
「・・・・良いけど、肉まんはおごらないわよ?」
「あう・・・・祐子のケチ」
ケチとかそう言う問題じゃないと思う。
真琴って一緒に出かけると、必ず肉まん奢らせようとするんだもの。
大体、何でこの時期に肉まんがあるのかって事の方が疑問だけど。
「で、どうするの? 行く?」
「行く!」
そう叫ぶと、真琴はちょこちょこと私の後をついてきた。
何となく子供みたいで可愛いのよね、真琴って。
今日は日曜日。
とは言っても、夏休み入っちゃってるから平日も日曜日もあんまり変わらないんだけどね。
さてと、暇だしちょっと出かけようかな・・・・。
「あう~、祐子どっか行くの?」
「真琴? えぇ、ちょっと商店街まで散歩でも行ってこようかなと思って」
「真琴も行く!」
「・・・・良いけど、肉まんはおごらないわよ?」
「あう・・・・祐子のケチ」
ケチとかそう言う問題じゃないと思う。
真琴って一緒に出かけると、必ず肉まん奢らせようとするんだもの。
大体、何でこの時期に肉まんがあるのかって事の方が疑問だけど。
「で、どうするの? 行く?」
「行く!」
そう叫ぶと、真琴はちょこちょこと私の後をついてきた。
何となく子供みたいで可愛いのよね、真琴って。
さて、商店街に着いたけど・・・・これからどうしようかな。
特に何か目的があって来たわけじゃないのよね。
買い物は、昨日秋子さんと一緒に済ませちゃったし。
「とりあえず真琴、どうするの?」
「やっぱり、肉まん!」
はぁ、まぁ予想はしてたけど。
でも、この暑いのによく食べれるわよね~。
私はごめんだわ。
お店で数個の肉まんを買って、真琴に手渡す。
結局、買ってあげてる私って・・・・。
「あう~♪」
でも、嬉しそうな顔で肉まんを頬張る真琴を見てると、まぁ良いかって思っちゃうのよね。
「祐子は要らないの?」
「私? この暑いのに肉まんなんか食べてられないわよ。構わないから真琴が全部食べて良いわよ」
「ほんとっ? やった!」
そう言って、両手を挙げて喜ぶ真琴。
それにしても、暑くないのかしらね?
謎だわ・・・・。
「あら、真琴に祐子さん? 何してるんですか?」
「え?」
突然名前を呼ばれて振り向いたら、そこには美汐が立っていた。
いつから居たのかしら?
「あうー、美汐ー♪」
真琴は嬉しそうに美汐に飛びついて抱きついた。
「もう真琴ったら、いきなり飛びついたりしたら駄目ですよっていつも言ってるでしょう?」
「あうー・・・・」
そう言いながらも、美汐は優しい目で真琴を見つめながら頭を撫でている。
真琴の方は、気持ち良さ気に目を細めて美汐に擦り寄ってるし。
何か、微笑ましいわね~。
まるで親子でも見てるみたい・・・・。
「祐子さん、それは遠まわしに私がおばさん臭いと言ってるんですね?」
「・・・・私は何も言ってないわよ」
「声に出さなくても、祐子さんの考えてる事は手に取るように分かるんです」
心を読めるのは秋子さんだけだと思ってたんだけど・・・・。
・・・・美汐、あなたもしかしてサトリ?
「そんな事はどうでも良いんです。それより、今日はお二人でどうしたんですか?」
あんまりどうでも良くないんだけどなぁ。
そう思っても口には出さないでおく。
多分、口に出さなくても分かってるんだろうし。
「別に特に用があったわけじゃないの。ただ何となく散歩してただけよ」
「そうでしたか。では私もご一緒して宜しいですか?」
「私は構わないけど・・・・」
「あうー、美汐と一緒~♪」
真琴は、聞くまでもないみたいね。
真琴って、ほんとに美汐の事が好きなのね~。
・・・・もしかして、真琴と美汐ってそう言う関係・・・・?
「祐子さん? あんまり変な事は考えないでくださいね」
・・・・美汐がサトリだって事忘れてたわ。
あんまり変な事は美汐の前では考えないようにしましょ。
「私の前じゃなくても考えないでください」
・・・・はーい。
「もう・・・・祐子さんだって香里さんとの関係が似たようなものだと思いますけど・・・・」
「・・・・何か、言った?」
「いいえ、何も。それより行くなら早く行きませんか? ここで立ち止まっていても暑いだけですよ」
「そうね・・・・」
いまいち納得行かないけど、美汐の言う事も事実。
私達は、3人で連れ立って歩き出した。
そして、その日一日は夕暮れまで3人で遊んで帰った。
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