過去の遺作置き場
7月29日 その2
「皆さん、着きましたよ~」
そう言って、佐祐理さんが車を降りた。
私達もその後に続く。
「うわぁ・・・これが、佐祐理さんの別荘なの?」
「はい♪」
目の前に現れたその別荘はかなり大きく、私達全員が一人一人部屋を取ってもまだ充分に余裕がありそうだった。
さすがと言うか何と言うか・・・。
「わぁ、皆さん見てください! ここから海が見えますよ!!」
そう言って、栞がはしゃぐ。
確かに、栞が見ている方には一面の海が広がっていた。
この海で泳げるのかしらね。
「あ、そこの浜辺は倉田家のプライベートビーチですから、気兼ねなく泳げるんですよ~」
「へ~」
それじゃあ、私達以外には誰も居ないって事よね。
ちょっと安心。
いくら北川君が居ると言っても、やっぱりナンパしてくるような男が居たら楽しめないもんね。
「っと、はしゃいでるところ悪いんだけど、早いとこ部屋に案内してくれないか? そろそろ南を覚醒させないと・・・」
そう言えば、今日は朝からずっとあやめさんなのよね。
車でここに来るまでに3時間ぐらいはかかってるから・・・憑依してからもうかなり経つんじゃないかと思う。
「それじゃあ、ついてきてください。皆さんのお部屋に案内しますから」
そう言って、佐祐理さんは別荘の中へと歩いていく。
「私達も行きましょ」
「そうだね」
私達は、その後を追うようにして別荘の中へと入った。
「皆さん、着きましたよ~」
そう言って、佐祐理さんが車を降りた。
私達もその後に続く。
「うわぁ・・・これが、佐祐理さんの別荘なの?」
「はい♪」
目の前に現れたその別荘はかなり大きく、私達全員が一人一人部屋を取ってもまだ充分に余裕がありそうだった。
さすがと言うか何と言うか・・・。
「わぁ、皆さん見てください! ここから海が見えますよ!!」
そう言って、栞がはしゃぐ。
確かに、栞が見ている方には一面の海が広がっていた。
この海で泳げるのかしらね。
「あ、そこの浜辺は倉田家のプライベートビーチですから、気兼ねなく泳げるんですよ~」
「へ~」
それじゃあ、私達以外には誰も居ないって事よね。
ちょっと安心。
いくら北川君が居ると言っても、やっぱりナンパしてくるような男が居たら楽しめないもんね。
「っと、はしゃいでるところ悪いんだけど、早いとこ部屋に案内してくれないか? そろそろ南を覚醒させないと・・・」
そう言えば、今日は朝からずっとあやめさんなのよね。
車でここに来るまでに3時間ぐらいはかかってるから・・・憑依してからもうかなり経つんじゃないかと思う。
「それじゃあ、ついてきてください。皆さんのお部屋に案内しますから」
そう言って、佐祐理さんは別荘の中へと歩いていく。
「私達も行きましょ」
「そうだね」
私達は、その後を追うようにして別荘の中へと入った。
「この辺の部屋はどれも空いてますから、好きに使って良いですよー」
佐祐理さんがそう言った。
ハッキリ言って凄い。
何しろ、長い廊下にいくつもの扉があって、その中はどれもこれもまったく違う部屋。
洋室だったり和室だったり・・・何でもござれって感じね。
改めて、佐祐理さんの凄さを感じるわ。
「それじゃ、俺和室の一つ借りるから・・・あやめさんもその方が落ち着くだろうし」
そう言って、北川君はあやめさんを連れて一つの部屋に入っていった。
・・・北川君、あやめさんと同室になるつもりかしら?
って、よく考えたら家ではいつもそうなのよね。
特に気にする事でもないか。
「さてと、それじゃ私はどの部屋にしようかな」
ぐるっと辺りの扉を見回す。
お嬢様風の洋室も良いけど・・・和室ものんびり出来て良いわよね~。
どれにしようかしら・・・・迷うなぁ。
「ねぇ、祐子。どの部屋にするか決めた?」
「まだだけど・・・香里は?」
「あたしはこの部屋にするわ。和室って何だか落ち着かなくて」
そう言って香里が選んだのは、さっき見たお嬢様風の部屋。
・・・この部屋はこの部屋で似合わないと思う。
「それでね、祐子。良かったらあたしと同じ部屋にしない?」
「え、香里と?」
「えぇ」
う~ん・・・そうね、別に一人にならなきゃならない決まりはないわけだし。
そうしよっと。
あ、でも・・・、
「香里、名雪は?」
「名雪とならすでに話はつけてあるわ」
そう言って、香里がニヤリと笑った気がした。
・・・何したんだろう?
で・・・結局、部屋割りはこうなった。
まず洋室は・・・私と香里と栞、名雪とあゆ、佐祐理さんと舞がそれぞれ相部屋。
次に和室。
北川君とあやめさん、美汐と真琴、南(あやめさんと分離した後、部屋から出てきた)とつむぎちゃんがそれぞれ相部屋となった。
さ、部屋も決まった事だし・・・とりあえず、泳ぐために着替えないとね。
今日は泳ぐわよ~!
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