過去の遺作置き場
6月7日
さて、今日で学園祭の準備も終わりだ。
明日は学園祭初日だからな・・・・。
ちなみに準備の方はもうほとんど終わっている。
何だかんだ言って、毎日ほぼ徹夜で作業を続けていたからな~。
後は、明日が来るのを待つばかりだな・・・・。
さて、今日で学園祭の準備も終わりだ。
明日は学園祭初日だからな・・・・。
ちなみに準備の方はもうほとんど終わっている。
何だかんだ言って、毎日ほぼ徹夜で作業を続けていたからな~。
後は、明日が来るのを待つばかりだな・・・・。
「相沢さん」
「え?あぁ、香里。何?」
「・・・・倉田先輩は顔見せてない?」
「佐祐理さん?う~ん・・・・今日は見てないけど・・・・」
今日はと言うか今日もか・・・・。
結局あの戦車を持ってきた日以来、佐祐理さんは一度も来ていない。
もし来たら、この戦車を丁重にお持ち帰りしていただきたかったが。
・・・・学園祭には来てくれるんだろうな?
来なかったら、あの戦車はずっと教室に鎮座する事になってしまうぞ・・・・。
・・・・来てくれる事を祈ろう。
「あ~、皆ちょっと集合してくれ」
ん?北川か・・・・何だろ?
俺と香里は北川の居る所までやってきた。
他の奴らも来たみたいだな。
「え~と、集まったな。それじゃ今からそれぞれの担当場所を発表するから・・・・」
「「「「「「「ブーブー!」」」」」」」
一斉に皆からブーイングの声が上がる。
ま、誰だって勝手に決められたら怒るわな。
ましてや、ウェイトレスになったりなんかしたら、メイド服着なきゃならんしな・・・・。
「えぇい、静まれ!最終的にメイド喫茶に決定したのは女子なんだぞ、文句言うな!!」
それもそうなんだが・・・・。
提案したのはお前じゃなかったか?
「さてと、それじゃまずウェイトレスから発表していくぞ」
全員が固唾を呑んで、北川の次の言葉を待っている。
ちなみに俺はもう諦めた。
すでに決定してるだろうからな・・・・ついでに香里も。
・・・・目を逸らしても駄目なものは駄目なんだからな。
「ウェイトレスは相沢、美坂、水瀬さん、七瀬さん、坂上・・・・」
北川が一人一人名前を発表していく。
案の定、俺と香里の名前もあったが・・・・名雪の名前まであった。
名雪の方を見てみると・・・・どうやら満更でもないような顔をしている。
・・・・う~む。
ちなみに、他の女子達は皆文句を言っていた。
女子の満場一致でメイド喫茶が可決した割には往生際が悪い。
「・・・・で、ウェイトレスは以上だ。でもまだ衣装が余ってるから、何人か希望者が居れば男女問わずやってもらうから後で俺に言いに来てくれ」
・・・・希望する奴なんか居るのか?
しかも男女問わずってなんだ。
メイド服で戦車で女装の喫茶店・・・・激しく嫌だぞ、それは。
「さて、次はキッチン担当だけと・・・・」
続いて、北川は次々と割り当てをしていく。
なんか、今日の北川はいつもと違うな。
・・・・いつもこうなら助かるんだがな。
「えへへ~、いよいよ明日だね。私すごく楽しみ~」
名雪が笑いながらそう言ってくる。
「あたしは物凄く憂鬱だわ・・・・」
対照的にかなり凹んでいる香里。
「相沢さんはよく平気ね?」
「もう諦めたら・・・・香里も早く開き直った方が良いわよ」
「・・・・あたしは相沢さんみたいにそう簡単に割り切れないのよ」
難儀な事だな。
でも、どう足掻いたって明日は間違いなく学園祭。
俺達はこの日の為に、寝る間も惜しんで準備を進めてきたんだ。
「絶対に、思い出に残る学園祭にしないとね」
俺は誰に言うとでもなくそう呟いた。
「色んな意味で思い出に残ると思うわ、あたしは」
「・・・・それを言わないで」
「え?あぁ、香里。何?」
「・・・・倉田先輩は顔見せてない?」
「佐祐理さん?う~ん・・・・今日は見てないけど・・・・」
今日はと言うか今日もか・・・・。
結局あの戦車を持ってきた日以来、佐祐理さんは一度も来ていない。
もし来たら、この戦車を丁重にお持ち帰りしていただきたかったが。
・・・・学園祭には来てくれるんだろうな?
来なかったら、あの戦車はずっと教室に鎮座する事になってしまうぞ・・・・。
・・・・来てくれる事を祈ろう。
「あ~、皆ちょっと集合してくれ」
ん?北川か・・・・何だろ?
俺と香里は北川の居る所までやってきた。
他の奴らも来たみたいだな。
「え~と、集まったな。それじゃ今からそれぞれの担当場所を発表するから・・・・」
「「「「「「「ブーブー!」」」」」」」
一斉に皆からブーイングの声が上がる。
ま、誰だって勝手に決められたら怒るわな。
ましてや、ウェイトレスになったりなんかしたら、メイド服着なきゃならんしな・・・・。
「えぇい、静まれ!最終的にメイド喫茶に決定したのは女子なんだぞ、文句言うな!!」
それもそうなんだが・・・・。
提案したのはお前じゃなかったか?
「さてと、それじゃまずウェイトレスから発表していくぞ」
全員が固唾を呑んで、北川の次の言葉を待っている。
ちなみに俺はもう諦めた。
すでに決定してるだろうからな・・・・ついでに香里も。
・・・・目を逸らしても駄目なものは駄目なんだからな。
「ウェイトレスは相沢、美坂、水瀬さん、七瀬さん、坂上・・・・」
北川が一人一人名前を発表していく。
案の定、俺と香里の名前もあったが・・・・名雪の名前まであった。
名雪の方を見てみると・・・・どうやら満更でもないような顔をしている。
・・・・う~む。
ちなみに、他の女子達は皆文句を言っていた。
女子の満場一致でメイド喫茶が可決した割には往生際が悪い。
「・・・・で、ウェイトレスは以上だ。でもまだ衣装が余ってるから、何人か希望者が居れば男女問わずやってもらうから後で俺に言いに来てくれ」
・・・・希望する奴なんか居るのか?
しかも男女問わずってなんだ。
メイド服で戦車で女装の喫茶店・・・・激しく嫌だぞ、それは。
「さて、次はキッチン担当だけと・・・・」
続いて、北川は次々と割り当てをしていく。
なんか、今日の北川はいつもと違うな。
・・・・いつもこうなら助かるんだがな。
「えへへ~、いよいよ明日だね。私すごく楽しみ~」
名雪が笑いながらそう言ってくる。
「あたしは物凄く憂鬱だわ・・・・」
対照的にかなり凹んでいる香里。
「相沢さんはよく平気ね?」
「もう諦めたら・・・・香里も早く開き直った方が良いわよ」
「・・・・あたしは相沢さんみたいにそう簡単に割り切れないのよ」
難儀な事だな。
でも、どう足掻いたって明日は間違いなく学園祭。
俺達はこの日の為に、寝る間も惜しんで準備を進めてきたんだ。
「絶対に、思い出に残る学園祭にしないとね」
俺は誰に言うとでもなくそう呟いた。
「色んな意味で思い出に残ると思うわ、あたしは」
「・・・・それを言わないで」
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