過去の遺作置き場
う・・・・うぅん・・・・。
ここは・・・・?
ここは・・・・?
目が覚めると、あたしはどこかの部屋の中に居た。
どこだろう、ここ・・・・あたしは確か学校の屋上に居たはずなのに・・・・。
辺りを見回していると、大きな姿見の鏡が目に入る。
そこに映っていたあたしは・・・・。
「え・・・・これって、ウェディングドレス・・・・?」
その鏡に映ったあたしは、純白のウェディングドレスを身に纏っていた。
思わず、その自分の姿に見惚れてしまう・・・・。
綺麗だった・・・・。
コンコン。
突然、ドアのノックされる音が響く。
「お~い、香里。もう準備できたのか? 入るぞ」
「え、あ、ちょっと・・・・」
あたしが何か言う間も無く、ドアを開けて入って来たのは・・・・相沢君だった。
あれ?でも相沢君は・・・・。
「何だ、もう準備出来てるんじゃないか。ウェディングドレス似合ってるぞ香里。中々綺麗だ」
「え、あ・・・・ありがとう・・・・」
相沢君に綺麗と言われて、あたしは自分の顔が赤くなるのを感じた。
でも・・・・そんな事より、気になる事がある。
「ねぇ・・・・相沢君って確か、女の子になってなかった?」
「はぁ?おいおい香里、いつの話してんだよ。そりゃ高校ん時の話じゃないか」
「え・・・・?」
「大学に入る前に男に戻っただろ。何だよ、緊張して記憶障害でも起こしたか?」
相沢君は笑いながらそう答える。
大学に入る前・・・・それじゃああたし達は今大学生、もしくは大学を卒業した後って事?
どう言う事?
「それに香里。俺たち、今日晴れて夫婦になるんだぞ? いい加減名前で呼んでくれよ」
「え・・・夫婦・・・?」
あ・・・・思い出したわ・・・・。
そう言えば、今日は相沢君と結婚式だったんだ・・・・。
あたし居眠りしちゃって、それで昔の夢を見てたのね。
それで記憶がちょっと混乱してたんだ・・・・。
「さ、そろそろ行こうぜ。皆が待ってる」
「えぇ、そうね・・・・行きましょう、祐一」
そう言って、祐一はあたしの手を取った。
あたしの夢・・・・叶わないと思っていた夢。
栞には悪いけど・・・・あたしは祐一と夫婦になる。
暖かな幸せがあたしを包んだ・・・・。
「良い夢見てるみたいね」
そう呟くと、刻美は空に映ったスクリーンを閉じた。
他の二人のは確かめてないけど・・・・ま、自力で夢から抜け出せる人なんてまず居ないし大丈夫でしょう。
とりあえず、これでこの夢を壊しそうな人間は全てその人が望む夢の中に閉じ込めた。
これで誰もあゆちゃんの夢を邪魔するものは無くなる・・・・。
秋子さんと祐子さんだったかしら?
あの二人までご退場願わないといけなくなったのは痛いけどこの際しょうがないわ。
ま、片方は私が変身してもう一人はダミーでも作っておけば大丈夫ね。
まったく夢の管理って大変・・・・。
キィィィィィン・・・・。
「な、何?!」
突然、目の前が光に包まれた。
やがて光が収まった頃、その場には居たのは・・・・。
「あいたたた・・・・一体、何が起こったの?」
床に尻餅をついた祐子だった。
「う、嘘・・・・どうして?!」
刻美は信じられないと言った感じで祐子に向かって叫んだ・・・・。
どこだろう、ここ・・・・あたしは確か学校の屋上に居たはずなのに・・・・。
辺りを見回していると、大きな姿見の鏡が目に入る。
そこに映っていたあたしは・・・・。
「え・・・・これって、ウェディングドレス・・・・?」
その鏡に映ったあたしは、純白のウェディングドレスを身に纏っていた。
思わず、その自分の姿に見惚れてしまう・・・・。
綺麗だった・・・・。
コンコン。
突然、ドアのノックされる音が響く。
「お~い、香里。もう準備できたのか? 入るぞ」
「え、あ、ちょっと・・・・」
あたしが何か言う間も無く、ドアを開けて入って来たのは・・・・相沢君だった。
あれ?でも相沢君は・・・・。
「何だ、もう準備出来てるんじゃないか。ウェディングドレス似合ってるぞ香里。中々綺麗だ」
「え、あ・・・・ありがとう・・・・」
相沢君に綺麗と言われて、あたしは自分の顔が赤くなるのを感じた。
でも・・・・そんな事より、気になる事がある。
「ねぇ・・・・相沢君って確か、女の子になってなかった?」
「はぁ?おいおい香里、いつの話してんだよ。そりゃ高校ん時の話じゃないか」
「え・・・・?」
「大学に入る前に男に戻っただろ。何だよ、緊張して記憶障害でも起こしたか?」
相沢君は笑いながらそう答える。
大学に入る前・・・・それじゃああたし達は今大学生、もしくは大学を卒業した後って事?
どう言う事?
「それに香里。俺たち、今日晴れて夫婦になるんだぞ? いい加減名前で呼んでくれよ」
「え・・・夫婦・・・?」
あ・・・・思い出したわ・・・・。
そう言えば、今日は相沢君と結婚式だったんだ・・・・。
あたし居眠りしちゃって、それで昔の夢を見てたのね。
それで記憶がちょっと混乱してたんだ・・・・。
「さ、そろそろ行こうぜ。皆が待ってる」
「えぇ、そうね・・・・行きましょう、祐一」
そう言って、祐一はあたしの手を取った。
あたしの夢・・・・叶わないと思っていた夢。
栞には悪いけど・・・・あたしは祐一と夫婦になる。
暖かな幸せがあたしを包んだ・・・・。
「良い夢見てるみたいね」
そう呟くと、刻美は空に映ったスクリーンを閉じた。
他の二人のは確かめてないけど・・・・ま、自力で夢から抜け出せる人なんてまず居ないし大丈夫でしょう。
とりあえず、これでこの夢を壊しそうな人間は全てその人が望む夢の中に閉じ込めた。
これで誰もあゆちゃんの夢を邪魔するものは無くなる・・・・。
秋子さんと祐子さんだったかしら?
あの二人までご退場願わないといけなくなったのは痛いけどこの際しょうがないわ。
ま、片方は私が変身してもう一人はダミーでも作っておけば大丈夫ね。
まったく夢の管理って大変・・・・。
キィィィィィン・・・・。
「な、何?!」
突然、目の前が光に包まれた。
やがて光が収まった頃、その場には居たのは・・・・。
「あいたたた・・・・一体、何が起こったの?」
床に尻餅をついた祐子だった。
「う、嘘・・・・どうして?!」
刻美は信じられないと言った感じで祐子に向かって叫んだ・・・・。
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