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過去の遺作置き場
2017年09月26日 (Tue)
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2002年09月02日 (Mon)
7月18日



「いよいよ、明日の終業式が終われば夏休みね」
「楽しみだお~」
「・・・・あなた達、自分が受験生だって事忘れてない?」

そんな香里の言葉は聞こえなかった振りをしておく。
確かに、私達3年生だから受験で忙しい時期だけど・・・・やっぱり、高校最後の夏休みだもの、遊びたいわよね。

「ねぇ、祐子ちゃん。海行こうね、海!」
「海かぁ・・・・良いわね」
「うん!青い空に真っ赤な太陽・・・・最高だよ~」

そう言いながら、遠くを眺める名雪。
心ここにあらずって感じね。
もう既に海へ言った時の事でも想像してるのかしら?

「だからぁ・・・・あなた達、ちょっとは受験生の自覚持ちなさいってば」

一方の香里は、名雪とは正反対で真面目ねぇ。
ま、香里らしいけど。
・・・・ちょっとからかっちゃおうかな?

「そんな事言って、香里も行きたいんじゃないの?」
「生憎、あたしは夏期講習で予定一杯よ。とてもじゃないけど遊んでる暇なんてないわ」
「そんな・・・・香里は、私達遊ぶのが嫌なの?」
「そ、そうじゃないけど・・・・でも、勉強しないと受験が・・・・!」
「くすん、良いわよ・・・・名雪と二人で寂しく遊ぶから・・・・」
「あ~、香里が祐子ちゃん泣かした~」
「う・・・・わ、分かったわよ! あたしも付き合うから、だからお願いだから泣かないで祐子・・・・」
「プッ・・・・」
「え?」
「あははははは!」
「な、何?」

急に笑い出した私を見て、香里は呆然としてる。
ふふっ、成功ね!

「・・・・あ~!もしかして、からかったわね!?」
「ふふ、引っかかる方が悪いのよ」
「祐子ちゃん、嘘泣き上手いお~」

・・・・あんまり誉められて嬉しいもんでもないんだけど。

「でも、約束した事には変わりないからね。海に行くときはしっかり付き合ってもらうわよ、香里?」
「わ、分かってるわよ。一度言った事は取り消したりしないわ」
「やった~、これで皆で海に行けるよ~」

そう言う名雪はとても嬉しそうだった。
ふふ、早く夏休みにならないかな・・・・。









「・・・・・・・・なぁ、皆俺の存在忘れてるのかなぁ」

あ!・・・・ごめん、思いっきり忘れてたわ。



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