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過去の遺作置き場
2017年12月13日 (Wed)
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2002年08月31日 (Sat)
7月16日



「う~、すっかり遅れちゃった・・・・」

私は、更衣室へ向かって走っていた。
次の授業、体育なのに・・・・。
休み時間にトイレに行ってたら、すっかり遅くなっちゃったわ。




はぁ・・・・ようやく更衣室・・・・。
あら?
誰か更衣室の前に居る・・・・男子みたいだけど・・・・。
ドアの前でうろうろして挙動不審っぽい。

「ふっふっふ・・・・待ってろよ、相沢・・・・」

・・・・私?
一体、何を・・・・。

「ねぇ」
「何だ、今良い所なんだから邪魔しないでくれ・・・・って、あ、相沢?! お前何で外に・・・・!」

私の声に反応して振り向いた男子は・・・・北川君だった。

「北川君?・・・・女子更衣室の前で、何・・・・してるの?」
「ぎく・・・・い、いや、ちょっと探し物を・・・・」
「更衣室の前で?・・・・それに、さっき私の名前口にしてなかった・・・・?」
「ぎっくぅ・・・・! い、いや、だからな? え~とえ~と・・・・」

私の言葉に、さっき以上にあたふたし始める北川君。
まさか・・・・とは思うんだけど・・・・。

「北川君・・・・まさか、更衣室覗こうとしてたんじゃ・・・・」
「またまたぎっくうっ!! そ、そんな事あるわけないじゃないかぁ! あははは!!」

そう言って笑う北川君は、どこか不自然・・・・。
本当に覗きなんかしてたの・・・・?

じと~~~っ・・・・。

「う・・・・・」

私の疑惑に満ちた目を向けられて、言葉を詰まらせる北川君。
そう・・・・やっぱり、そうなんだ・・・・。

「北川君って・・・・そう言う・・・・」
「・・・・だぁっ、もう限界だ!!」
「え?!」

いきなり叫んだかと思うと、北川君はゆらりと私の前に立ちはだかる。

「相沢・・・・」
「え? え??」

な、何? どうしちゃったの北川君?

「ばれてしまったのなら仕方がない・・・・しかし、せっかく相沢本人が居る事だし・・・・」

わ、私が何?

「ふっふっふ・・・・あ~い~ざ~わ~~~~~~~!!!!!」

今まで私の前でのあの純な北川君の面影は微塵もなく。
いきなり、野獣と化した北川君が私に向かって飛び掛ってきた!

「い・・・いぃぃやぁぁぁぁぁ~~~~~~!!!!!」

だ、誰か助けてっ!!
私は思わず悲鳴を上げて目を瞑った。


・・・・・???

あれ・・・・?
いつまで経っても北川君に押し倒されるような感覚は感じない。
わたしはそ~っと目を開けてみた。

「か、香里?!」
「大丈夫だった? 祐子」

そこに居たのはメリケンサックを手にはめた香里。
北川君、その横に真っ赤な鮮血を流して倒れていた。

「まったく・・・・最近大人しくなってきてたと思ったのに、北川君も油断も隙もないわね」

それじゃあ、香里が私を助けて・・・・?

「もう、祐子も気をつけなくちゃ駄目よ・・・・祐子?」
「うぅ・・・・かおりぃ・・・・怖かったよぉ!」

私はそう言って香里に抱きつくと、周りの目なんか気にせず泣きじゃくった。

「よしよし、もう大丈夫だからね祐子」

うぅ・・・・香里、優しい・・・・。
こうやって香里の胸に顔を埋めてると、いい匂いがして暖かくて・・・・凄く安心する。

・・・・もうこの際、こっちの趣味でも構わない。
こんな獣みたいな男子となんて絶対付き合えないもの。
今は・・・・香里さえ居てくれたら良い。



これからも宜しくね、香里!!



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