忍者ブログ
2017.10│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
過去の遺作置き場
2017年10月23日 (Mon)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2002年07月08日 (Mon)
『朝~、朝だよ~。朝起きて学校行くよ~』
「う・・・・」

カチッ。

いつもの目覚ましを消すと、俺は体を起こした。
もう朝か・・・・。
何か、あんまり寝てな・・・・。

「・・・・むにゃむにゃ・・・・」

何故か俺のベッドの中に北川の姿。
俺の体に抱きついて幸せそうな顔をしている。

「え・・・・えへへ~・・・・・美坂ぁ・・・・」

そう言いながら俺の胸に頬擦りしている。




ブチッ





「おんどりゃぁーーーーーっっ!!!何やっとんじゃわれぇぇぇぇーーーーーーーっっっ!!!!!」

「へぶりゅあしっ???!!!」

ドカバキベキどてぽきぐしゃどっぐわーーーん!!



「な、何々??何があったの????」
「うわ、祐子さんの部屋が凄い惨状です・・・・」
「・・・・台風でも通ったの?」
「・・・・何これ?この大きなスタボロの雑巾のようなもの・・・・」
「あはは~、どうやら北川さんのようですね~」
「うぐぅ・・・・何か祐子さんが怖いよ・・・・」

騒ぎを聞きつけて、皆が俺の部屋にやってきた。
あまりの俺の大声に名雪も目を覚ましたらしい。

「ハァッ・・・・ハァッ・・・・」

俺は今の乱舞のせいで息を切らしている。

「ねぇ、相沢さん・・・・何があったの?」
「・・・・北川が私のベッドに潜り込んでた」
「「「「「「「「?!」」」」」」」」

全員絶句。


「う、う~ん・・・・」

思ったよりも素早く復活した北川が目を覚ます。

「う~む、何やら酷い目にあったような・・・・って、あれ?」

名雪達は、目が覚めた北川を取り囲む。

「え、え~と・・・・何がどうなって・・・・」
「北川君・・・・覚悟は良いわよね・・・・?」
「え、覚悟って一体何の・・・・ってぐわひゃうあっ?!」

名雪と香里がダブルメリケンサックで両サイドからぶん殴り、あゆが体当たりをかまし、真琴が引っかき、栞と天野が前と後ろから乱舞して殴りまくり、佐祐理さんが空中へ放り投げ、止めとばかりに飛び上がった舞が剣で一刀両断にした。
ひゅー・・・・ゴトゴト・・・・・と落ちる元北川だったモノ。
今回ばかりは、全員に慈悲と言うものはないらしい。

「さ、処理は終わったわ。朝御飯食べに行きましょう」
「お母さんが待ちくたびれてるおー」
「名雪さん、寝ないでください・・・・」
「・・・・佐祐理、お腹減った」
「あはは~、早く食べに行きましょう~」
「アイスはあります?」
「うぐぅ・・・・ボクはたい焼きが良いなぁ」
「あうー、じゃああたしは肉まん!」

何事も無かったかのように、ぞろぞろとリビングへ降りていく面々。
俺も行くか・・・・・。










雨上がりの朝。
皆がリビングに集まり、色々と喋りながら食べている。

「うぅ、痛ててて・・・・流石に今回は死ぬかと思ったぞ」

北川・・・・何で生きてる?



「ほら!皆いつまでも御飯食べてる場合じゃないわよ!早く学校行って準備しないと学園祭初日に間に合わないわよ、本当の話!!」

香里・・・・そう言うお前も、まだ食ってるじゃないか。

「もう今日一日だおー、張り切ってやらないと駄目だおー」

名雪・・・・だったら起きろ。

「・・・・何だかんだでももうお昼ですけど・・・・のんびりしすぎじゃないですか?」

・・・・そう言うお前が一番のんびりしてるじゃないか、天野。

「それよりまだ教室あるんですか?学校行ったら吹き抜けになってたとかだったら嫌ですよ」
「あうー、戦車ごと落っこちてたりして」

それが一番心配だな。
あれじゃあ・・・・。

「うぐぅ・・・・でもちょっと困ったよね。あれじゃあお客さんの4,5人入ったら床抜けちゃうよ?」

うむ、その通りだあゆ。

「北川君はすぐあの中でサボるし・・・・どこかに隠したいぐらいだわ」
「ふはは、出来るもんならやってみろ」

ドゲシッ。

「ぐわっ」

ちょっとは反省しろ、バカ。


「でも何とかしないと駄目ね、あれ・・・・」

俺はフゥと溜息を吐いた。

「ふぇ・・・・佐祐理が悪いんですね・・・・あんなのものを持ち込んだから・・・・」
「あ、いや、別に佐祐理さんを責めてるわけじゃなく・・・・」
「・・・・佐祐理、泣かした」
「ちょ、ちょっと、危ない・・・・剣を構えないで・・・・」


そんな感じの朝食。


ふぅ、やれやれ・・・・。
とりあえずとっとと学校だ。









「あら、皆さんまだ食べてたんですね」

そう言いながら、秋子さんが姿を現した。
今まで何処にいたんだ?

「あらあら、朝から食欲旺盛ですね。せっかくですから、これも食べていってください」

そう言って秋子さんが取り出したのはオレンジ色の・・・・・って、

「あ、わ、私ちょっとトイレ・・・・」
「あたしは、ちょっと部屋に忘れ物したから戻るわ・・・・」
「香里待って、私も~」

俺と名雪と香里は、素早くその場から逃げ出した。


「どうしたんでしょう?」
「・・・・・・・さぁ?」


すまん、皆。
俺たちは自分が大事だ。




その後・・・・水瀬家に数人の悲鳴が上がったのは言うまでもない。



PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
←No.26No.25No.24No.23No.22No.21No.142No.20No.19No.18No.17
Comment
Blog Search
Calendar
09 2017/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
Trackback