過去の遺作置き場
7月22日 その1
『朝~朝だよ~、朝起きて学校行くよ~』
「・・・・名雪、今は夏休みよ?」
もそもそと布団から這い出して、寝たそうな声を上げる名雪・・・・じゃなくて、目覚ましを止める。
時間は・・・・まだ8時じゃないの・・・・。
何で、目覚ましなんかかけたんだろ?
『朝~朝だよ~、朝起きて学校行くよ~』
「・・・・名雪、今は夏休みよ?」
もそもそと布団から這い出して、寝たそうな声を上げる名雪・・・・じゃなくて、目覚ましを止める。
時間は・・・・まだ8時じゃないの・・・・。
何で、目覚ましなんかかけたんだろ?
『ジリリリリリ!』
『ピピピピッ、ピピピピッ』
『ミーンミンミンミンミーン!』
『朝だ起きろ。起きなければ・・・・お前を殺す!』
寝ぼけた頭でそんな事を考えていたら、隣の部屋からいつもの騒がしい目覚ましの音が聞こえてきた。
名雪・・・・聞くたびに、目覚ましの種類増えてるわね。
・・・・あれ?
「何で名雪まで目覚ましを・・・・あ、思い出した!」
そう言ってガバッと起き上がると、私は名雪の部屋へと駆け込んだ。
「名雪! あなた今日部活でしょ、起きなさい!」
「うん」
「あら? 今日は目覚ましで目が覚めてたの?」
「うん」
「そ。いつもこうだと良いんだけど・・・・それじゃ、着替えてさっさと降りてきてよ?」
「うん」
「?・・・・・名雪、あなた今年の舞踏会、ボディコンスーツで出席するって本当?」
「うん」
「名雪、あなたまだ寝てるでしょーーーー!!」
「うん」
つ、疲れる・・・・。
夏休みが始まっても、名雪は部活があるから起きないといけない。
この前は秋子さんが起こしてくれたみたいだけど・・・・。
秋子さんも朝は色々と忙しいだろうから、私がこうやっていつも通り起こしに来てる。
本当にもう・・・・夏休み入ってまで、これに悩まされるとは思わなかったわよ。
「くー」
・・・・にしても、この娘は。
「なーゆーきー! もう起きなさいってば!!」
ゆさゆさゆさ。
さっきから、何度もこの調子で叫んで体をシェイクしてるけど一向に起きる気配なし。
なんか、夏休み入ってから手ごわくなってない?
でもほっとくわけにはいかないしね・・・・。
ホントにもう・・・・。
「うにゅ~」
「ほら、名雪! 起きて!!」
「う~、ゆ~いち~、あとごふん~・・・・」
「え?」
突然、名雪の口から発せられる寝言。
今の・・・・ゆういちって?
嘘でしょ?・・・・名雪の口から男の名前?!
私は、名雪を起こすのも忘れてその場に呆然と固まってしまった・・・・。
『ピピピピッ、ピピピピッ』
『ミーンミンミンミンミーン!』
『朝だ起きろ。起きなければ・・・・お前を殺す!』
寝ぼけた頭でそんな事を考えていたら、隣の部屋からいつもの騒がしい目覚ましの音が聞こえてきた。
名雪・・・・聞くたびに、目覚ましの種類増えてるわね。
・・・・あれ?
「何で名雪まで目覚ましを・・・・あ、思い出した!」
そう言ってガバッと起き上がると、私は名雪の部屋へと駆け込んだ。
「名雪! あなた今日部活でしょ、起きなさい!」
「うん」
「あら? 今日は目覚ましで目が覚めてたの?」
「うん」
「そ。いつもこうだと良いんだけど・・・・それじゃ、着替えてさっさと降りてきてよ?」
「うん」
「?・・・・・名雪、あなた今年の舞踏会、ボディコンスーツで出席するって本当?」
「うん」
「名雪、あなたまだ寝てるでしょーーーー!!」
「うん」
つ、疲れる・・・・。
夏休みが始まっても、名雪は部活があるから起きないといけない。
この前は秋子さんが起こしてくれたみたいだけど・・・・。
秋子さんも朝は色々と忙しいだろうから、私がこうやっていつも通り起こしに来てる。
本当にもう・・・・夏休み入ってまで、これに悩まされるとは思わなかったわよ。
「くー」
・・・・にしても、この娘は。
「なーゆーきー! もう起きなさいってば!!」
ゆさゆさゆさ。
さっきから、何度もこの調子で叫んで体をシェイクしてるけど一向に起きる気配なし。
なんか、夏休み入ってから手ごわくなってない?
でもほっとくわけにはいかないしね・・・・。
ホントにもう・・・・。
「うにゅ~」
「ほら、名雪! 起きて!!」
「う~、ゆ~いち~、あとごふん~・・・・」
「え?」
突然、名雪の口から発せられる寝言。
今の・・・・ゆういちって?
嘘でしょ?・・・・名雪の口から男の名前?!
私は、名雪を起こすのも忘れてその場に呆然と固まってしまった・・・・。
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