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過去の遺作置き場
2017年12月13日 (Wed)
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2002年06月20日 (Thu)
さてと・・・学校も終わったし、帰りに商店街にでも寄ってくかな。

「祐一!」
「うわっ?!脅かすな、名雪。で、何だ?」
「今日は祐一が奢ってくれる日だよ!」
「は?」

今、何か幻聴が聞こえた気がした。

「名雪、今何か言ったか?」
「だから、今日は祐一がイチゴサンデーを奢ってくれる日なんだよ!」

・・・それは初耳だ。

「いつそんな事決まった?」
「ん~とね、前に奢ってもらった時」

絶対に嘘だ。
俺にそんな覚えはない。

「そう言うわけだから、早く行こうよ祐一」
「別に構わんのだが(いやほんとは構うけど)・・・お前の後ろに怖い顔した後輩が一人立ってるのは何だ?」

ビクッとなって名雪はそ~っと後ろを振り返る。
名雪の後ろに立っていたのは、紛れも無く陸上部の後輩だ。

「先輩・・・もうすぐ大会も近いのに、何処へ行く気ですか?」
「きょ、今日は祐一が奢って・・・」

だから俺はそんな事約束してないっての。

「駄目です!先輩そう言いながら最近全然部活に出てこないじゃないですか!いい加減にしてください!!」

そう言いながら、その後輩は名雪の腕を掴むとずるずると引っ張っていく。

「ゆ、祐一~~~」



・・・・さ、帰るかな。






「あら、相沢くん今帰り?」

鞄を持って帰ろうとした時に香里に声をかけられた。

「え?あぁ、そうだけど。香里は?」
「私も今帰るところ」
「そうか」

ところで、香里の後ろに真っ白に燃え尽きた北川が居るのだが。

「なぁ、香里・・・北川の奴どうかしたのか?」
「別に。ただ『一緒に帰ろうぜ!』とか言ってきたから『嫌』って返したら、そのまま固まっちゃったのよ」

き、北川・・・不憫な奴・・・。

「それより、帰るんでしょ?一緒に帰りましょ」
「あ、あぁ、構わんが・・・北川はほっといて良いのか?」
「良いんじゃない?あんなの」

あ、あんなのって・・・・(汗)
・・・・・あ・・・・・北川が風化してる。
許せ、北川。
俺は、北川に向かって手を合わせた。

「何やってるの?帰るんでしょ」
「あ、あぁ、今行く」

そう言うと俺は、香里の後について教室を後にした。



ちなみに、残された北川は次の日の朝までずっと風化していた。



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