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過去の遺作置き場
2024年03月29日 (Fri)
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2002年08月16日 (Fri)
7月2日



さて、そんな訳で昨日から学校が終わった後、北川の家に集合して皆で勉強しているわけなのだが・・・・。

「相沢さん、どこか分からないところある?」
「今の所は特にないけど・・・・」
「そう?あ、ほら、ここ間違ってるわよ」
「え?あ、ほんと・・・・」
「ふふふ、分からないところがあったら遠慮なく言ってね」


・・・・さっきから、こんな感じで香里が俺にべったりなのである。
まぁ、一応名雪や北川、それについでで一緒に勉強しているあやめさんが教えてほしいと頼むとそっちへ行くのだが・・・・。
終わると、また俺の隣に戻ってきてこんな感じだ。
俺にぴったり引っ付いている為、さっきから腕に香里の胸の感触が・・・・。
・・・・理性飛びそうだ。
香里のやつ、この前のデートで何か吹っ切れたのは良いが、ちょっとこれはなぁ・・・・。
別に嫌じゃないんだが、せめて人前では勘弁してほしいぞ。
見れば、名雪も北川も恨めしそうな目でこっちを見ている。
ただ、勉強に集中しないといけないので、何も言ってはこないが。
後がちょっと怖いな・・・・。

と、とにかく今は勉強だ。
テストで赤点取ったりして、夏休みが補習地獄なんかになったりしたら洒落にならん。
とりあえず、香里の事はあまり気にしないようにしよう・・・・。






そうやって、勉強を始めて1時間が過ぎた頃・・・・。

ピンポーン。

突然家のチャイムが鳴り響いた。

「誰だ?」

北川はそう言って、玄関の方に向かって行った。
・・・・俺達は気にせず勉強を続けよう。


しばらくして、北川が戻ってきた。
・・・・何故か南を連れて。

「・・・・今のチャイム、南?」
「えぇ、そうです。あやめさんの様子を見に来たんですけど・・・・勉強会やってたんですね」

リビングの机の上に広げられた教科書やらノートやらを見て南がそう言った。
ついでだ、南も誘うか。

「ねぇ、南。せっかく来たんだから一緒に勉強して行けば?」
「テスト勉強ですか?・・・・う~ん、そうですね。特に急いで帰る予定もありませんし、そうさせてもらいます」

そして、南を含めた6人で勉強は再開された。

南は結構成績が良いらしく、勉強滞りなく捗っていたいたようだ。
聞くと、学年上位らしい。
さすがと言うか何と言うか・・・・。
それに対して、まったく勉強が捗っていないのが北川。
あーだこーだと理由をつけては休憩を入れて、あやめさんと遊んでいる。
あやめさんの相手をするのも大事なのだが・・・・留年しても知らんぞ、北川。





そして、それから2時間ほど勉強してから俺達は帰った。




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