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過去の遺作置き場
2017年09月26日 (Tue)
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2002年08月17日 (Sat)
7月3日



さぁて、明日からテストだな。
今日も学校終わったら、北川の家で勉強だ。
気合入れてやらないとな~。

今は昼休み。
そんな事を考えながら屋上で栞の重箱を皆でつついていた。

「栞・・・・最近、弁当の量が更に増えてない?」
「え?だって最近皆さんも一緒に食べるから、量増やしたんですけど」
「・・・・栞、後生だから元の量に戻して」
「えぅ~、せっかく作ったのに・・・・」

限度と言う言葉知らんのか、お前は。
大体、こんなに弁当作って美坂家の台所事情は大丈夫なのか?
ふと、香里の方に視線を向けると、『聞かないで』とばかりに顔を背けた。
・・・・どうやら大丈夫じゃないらしい。



バタン。

「こんにちはー」

突然屋上の入り口の扉が開いたかと思うと、元気な挨拶が聞こえてくる。
この声は南か。
俺はその声がしたであろう、ドアの方に振り向くとそこには案の定南のこちらに向かって歩いてくる姿があった。

「あら、どうしたの南?」
「いえ、皆さんがここでいつもお昼食べてるって聞いたもんですから。私もお仲間に入れてもらおうと思って」

そう言って、手に持ったお弁当をプラプラと見せる。

「良いけど、友達とかは良いの?」
「あ、その・・・・いつも一緒に食べてる友達が今日休みだから・・・・」

あぁ、そう言う事か。
ま、別に構わんだろ。
南は俺達の承諾を得ると、北川の隣に座った。

「それにしても・・・・凄い量ですね、これ・・・・」

南が目の前に並べられた重箱弁当を見て、溜息ともつかない息を吐きながらそう言った。
まぁ、誰だってそう思うだろ。

「あ、朝霧さんがこれからいつも一緒に食べるんなら、もっとお弁当の量を増や・・・・」
「「さなくても良いわよ、栞」」

俺と香里の声が重なる。

「えぅ~・・・・そんな事言う人襲います~」
「「・・・・はぁ?」」
「!!(つい本音が)・・・・じ、じゃなくて、そんな事言う人嫌いですっ!」

慌てふためいて栞がそう言い直す。
おい、今『襲う』って言わなかったか?

「・・・・栞?」
「な、な、な、何でもないですよ、何でも。気にしないでください」

しどろもどろになりながらそう答える栞。
・・・・何か怪しいのだが。
しかし、それ以上追求しても何も答えないので、俺と香里は諦めた。





しかし、帰り際。

「ふぅ、とりあえずバレずに済みました。計画実行までお姉ちゃんと祐子さんには絶対にバレないようにしないと」

そんな栞の呟きが聞こえた気がした。
・・・・何企んでるんだ、栞。
これから先、栞の行動には注意しておく必要があるかも知れないな・・・・。
そんな事を考えながら、教室へ戻った。



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