過去の遺作置き場
6月12日
「・・・・・・・・・」
昨日と同じように、鏡の前で髪を梳かしている俺。
ふ~む、昨日は失敗だった。
まさかポニーテールにしただけで、あんなになるとは。
なるべく無難な・・・・もしくは、誰も分からないような髪形にすると良いのだろうか(素直にストレートにしておくと言う考えはないらしい)
「うん、決めた」
俺は一人頷くと、昨日と同じように名雪の部屋へと向かった・・・・。
「・・・・・・・・・」
昨日と同じように、鏡の前で髪を梳かしている俺。
ふ~む、昨日は失敗だった。
まさかポニーテールにしただけで、あんなになるとは。
なるべく無難な・・・・もしくは、誰も分からないような髪形にすると良いのだろうか(素直にストレートにしておくと言う考えはないらしい)
「うん、決めた」
俺は一人頷くと、昨日と同じように名雪の部屋へと向かった・・・・。
学校への、何度通ったかも分からないつもの道。
そしてその道をいつもと同じように全力で駆ける俺たち二人。
「う~・・・・まさか2日続けて、祐子ちゃんのせいで遅くなるとは思わなかったよ~」
「ごめん、名雪・・・・」
息一つ乱さず、そんな会話を交わす俺たち。
・・・・昨日と同じ事してるな。
「それにしても祐子ちゃん、何でポニーテール止めたの?」
「・・・・昨日の惨状見たでしょ?」
「でも、その髪型でもあまり変わらないような気がするよ」
「・・・・大丈夫よ・・・・多分」
・・・・あくまで多分だ。
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン。
ガラッ。
「う~、今日もギリギリ間に合ったよ~」
「はぁはぁ、昨日に続いてちょっと焦ったわ・・・」
俺たちは教室の戸を開けると、自分達の席に向かう。
「あら、二人ともおはよう・・・・て、相沢さん? その髪、一体どうした「うおおぉぉっ、みんな見ろぉぉぉっっ!!!」の・・・・って」
香里が俺の髪型の変化に気付き、それを言おうとした瞬間北川の大絶叫がこだました。
き、昨日に引き続き何事?!
突然の北川の大絶叫に他の男子も反応し、俺の周りに集まってくる。
「み、見ろ!これぞ伝説のエビテールだぁっ!!」
「素晴らしい・・・・昨日のポニーテールなんか比じゃないぞっ!」
「相沢ぁっ! 俺たちに夢をくれてありがとうっ!!!」
・・・・・・・・。
何か昨日以上に大変な事になってる気がする。
そんなに有名なのか、これって?(少なくとも作者は知ってます)
「ゆらり・・・・」
どっかの某忍者先生のような擬音を口にして、いつの間にやら北川達を取り囲んでいる香里達。
「北川君・・・・相沢さんが髪型変えるだけでいちいち騒がれたら目障りだって言わなかった・・・・?」
冷たい声でそう言う香里の右手には、すでにお愛用のメリケンサックが・・・・。
「ま、待て、落ち着け美坂!」
「聞こえない・・・・クスクス・・・・」
怖い。
はっきり言って、無茶苦茶怖い。
香里ってこんなキャラだったっけ?
「さぁ、覚悟しなさい」
「あ、相沢!へるぷみ~~~~!!!」
・・・・俺にどうしろと言うんだ。
大人しく、女子の洗礼を受けてくれ北川。
「大丈夫、骨は拾ってあげるから」
「嬉しくね~~~~~~!!!がはぁっ?!」
・・・・・・・・・。
お休み、北川。
「ねぇ、相沢さん?」
昨日と同じ・・・・いや、昨日よりも更に血に染まったメリケンサックをポケットにしまいながら、香里が声をかけてくる。
「な、何?」
「・・・・男子が鬱陶しいから、髪型変えるの止めて」
「分かりました・・・・」
怖いから逆らわないでおく。
しょうがない、明日からはまたポニーテールにしておくか。
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