過去の遺作置き場
6月29日
「さてと・・・・香里との約束は明日だったわね」
そう呟きながら、俺はクローゼットの中から明日着ていく服を選んでいた。
男のときはこんな事微塵も気にしなかったのにな。
女になってから、妙に服装とかを気にするようになったような気がする。
やっぱり、自分でも知らないうちに心身ともに女へとなりつつあるのかな・・・・。
「さてと・・・・香里との約束は明日だったわね」
そう呟きながら、俺はクローゼットの中から明日着ていく服を選んでいた。
男のときはこんな事微塵も気にしなかったのにな。
女になってから、妙に服装とかを気にするようになったような気がする。
やっぱり、自分でも知らないうちに心身ともに女へとなりつつあるのかな・・・・。
コンコン。
「祐子ちゃん、入って良い?」
「え?な、名雪?」
鏡の前で服を体に当てたまま放心していた俺は、名雪の声で我に返った。
すぐさま服を散らかった服を片付けると、部屋のドアを開く。
「どうしたの?」
「うん、明日ちょっと付き合ってもらえないかな~って・・・・」
ぐあ、名雪もか・・・・。
「ごめん、私明日はちょっと用事があるから・・・・」
「え~、祐子ちゃんもなの?」
「え、『も』ってどういう事?」
「さっき香里に電話したら、『ごめん、あたし明日は用事があるから』って断られたの」
なるほど・・・・。
香里が自分から言わないくらいだから、やっぱり秘密にしとかないと駄目だな。
「せっかく、一緒にお買い物しようと思ってたのに・・・・」
「ごめんね、名雪。また今度付き合うから」
「うん、分かったよ。それじゃ、祐子ちゃんおやすみなさい」
「お休み、名雪」
そう言って、名雪は自分の部屋へと戻っていった。
どうやら、特に下手な勘繰りは入れられなかったようだ。
後は、明日になるのを待つだけだな・・・・。
「祐子ちゃん、入って良い?」
「え?な、名雪?」
鏡の前で服を体に当てたまま放心していた俺は、名雪の声で我に返った。
すぐさま服を散らかった服を片付けると、部屋のドアを開く。
「どうしたの?」
「うん、明日ちょっと付き合ってもらえないかな~って・・・・」
ぐあ、名雪もか・・・・。
「ごめん、私明日はちょっと用事があるから・・・・」
「え~、祐子ちゃんもなの?」
「え、『も』ってどういう事?」
「さっき香里に電話したら、『ごめん、あたし明日は用事があるから』って断られたの」
なるほど・・・・。
香里が自分から言わないくらいだから、やっぱり秘密にしとかないと駄目だな。
「せっかく、一緒にお買い物しようと思ってたのに・・・・」
「ごめんね、名雪。また今度付き合うから」
「うん、分かったよ。それじゃ、祐子ちゃんおやすみなさい」
「お休み、名雪」
そう言って、名雪は自分の部屋へと戻っていった。
どうやら、特に下手な勘繰りは入れられなかったようだ。
後は、明日になるのを待つだけだな・・・・。
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