過去の遺作置き場
「もう・・・・二人とも、昼間から何てことしてるんだよ・・・・」
「いや、ははは・・・・」
「・・・・・・・・」
名雪の言葉に、乾いた笑いを浮かべる俺と真っ赤になって俯く香里。
菜織は逃げるようにして、自分の部屋に戻ってしまった。
何があったかと言うとだな・・・・俺と香里がいつものように乳繰り合ってたら、そこへ突然名雪が来訪して衝撃的な場面を目撃してしまったと言うわけだ。(Kanon小ネタ 7 参照)
・・・・よく考えると、えらいとこ見られたもんだな。
「いや、ははは・・・・」
「・・・・・・・・」
名雪の言葉に、乾いた笑いを浮かべる俺と真っ赤になって俯く香里。
菜織は逃げるようにして、自分の部屋に戻ってしまった。
何があったかと言うとだな・・・・俺と香里がいつものように乳繰り合ってたら、そこへ突然名雪が来訪して衝撃的な場面を目撃してしまったと言うわけだ。(Kanon小ネタ 7 参照)
・・・・よく考えると、えらいとこ見られたもんだな。
「ところで、名雪。今日はどうしたの?」
すっかり寝入ってしまった祐梨をベビーベッドに寝かせながら、香里は名雪にそう尋ねる。
そう言えば・・・・あれだけ騒いだにも関わらず、祐梨は一度も騒がなかったな・・・・。
将来は大物になるかも知れない・・・・。
「あ、別にどうしたって訳じゃないんだけどね。ただ、何となく遊びに来ただけ」
「そう、まぁゆっくりしてって」
「うん」
頷いた名雪を見ながら、俺は一つの疑問を抱いた。
香里は産休を取っているし、俺は仕事の関係上今日が休みだから良いんだが・・・・。
今日って平日だよな?(ちなみに、菜織が普段行ってる幼稚園は何故か今日は休み)
何で、名雪がこんな時間に遊びに来るんだ?
「名雪・・・・お前、学校は?」
「え? え~と・・・・あははは・・・・」
・・・・まだ自習にしてサボってきやがったな。
ほんとに、よくこれで教師やってられるな。
「とりあえず・・・・名雪、佐祐理さんにばらされたくなければ、また菜織に奢れ」
「あ、その辺は大丈夫だよ」
「はぁ?」
何が大丈夫なんだ?
「佐祐理さん・・・・じゃなくて、校長先生には許可貰ってきてるから」
「いい加減な事言うな。佐祐理さんが、そんなの許可するわけないじゃないか」
「え~、でも祐一の子供を見に行くって言ったら、『あははー、じゃあ写真お願いしますねー』って言いながら快く送り出してくれたよ?」
さ、佐祐理さん・・・・。
俺の子供を見たいって気持ちは分かりますが、校長が教師のサボりを容認しないでください・・・・。
ピンポ~ン。
「あら?」
「誰か来たみたいだな・・・・あ、良いよ、俺が見てくる」
立ち上がりかけた香里を押しとどめ、俺は玄関へと向かった。
「・・・・平日の昼間の来客なんて碌なもんじゃないだろうからな。わざわざ、香里を応対に出すまでもないだろう」
そう呟きながら、俺は玄関を開けた。
「あははー、祐一さんそれはひどいですよー」
・・・・・・・・バタン。
「ふぇ・・・・祐一さん、どうして無言でドアを閉めるんですか?」
ガチャ。
「佐祐理さん・・・・学校ほったらかして何してんですか?」
「学校の方は久瀬教頭に任せてきたから大丈夫ですよー。それに来ているのは佐祐理だけじゃないですよ?」
「へ?」
そう言った瞬間、佐祐理さんの後ろから数多くの見知ったる姿が・・・・って、
「己ら・・・・仮にも教師が、揃いも揃って授業ボイコットして何してやがる」
「仮にもって何ですか!そんな事言う人嫌いです!」
「そんな酷な事はないでしょう」
「・・・・私達、どこからどう見ても立派な教師」
嘘だ、それは絶対嘘だ。
こんな集団で平日の昼間から授業サボってる奴らが、立派な教師であるはずがない。
大体、栞と天野はまだともかく、舞まで教師になってるってこと事態おかしいんだ!
「祐一・・・・・」
「な、何だ、舞?」
「今、変な事考えなかった・・・・?」
「か、考えてないぞ。だから、その剣を下ろしてくれ、頼むから(汗)」
「・・・・・・・・・」
「あははー、駄目ですよ祐一さん。舞に対して失礼な事を考えたら」
いや、あの佐祐理さん・・・・どうしてあなた方は俺の考えが読めるんですか?
いつもすっげー疑問なんですが。
「祐一? どうかしたの・・・・って、何であなた達が居るのよ」
玄関で騒いでいた俺たちを不審に思ったらしく、結局香里も出てきたようだ。
玄関に居る者達を見て、少し驚いているようだが。
「あ、お姉ちゃん!二人目が生まれたって聞きましたから、見に来ました!」
「あのね、栞・・・・気持ちは分かるけど、普通学校ほったらかして来る?」
「えぅ~、良いじゃないですか!どっかの誰かは、毎回やってる事なんですから!」
どっかの誰かってのは・・・・多分名雪の事だろうな。
そんなにしょっちゅうサボってんのかよ、あいつは。
「まぁ、そう言うわけですから、遊びに来たのですけど」
「天野さん・・・・だからって・・・・」
「あははー、まぁここに来た本当の理由はそれじゃありませんからー」
いつものようにニコニコ笑いながらそう言っているが・・・・何となく、黒いオーラを放っているような気がする・・・・。
佐祐理さん、怒ってる・・・・?
「えっと・・・・ほ、他にどんな理由が?」
「それはですねぇ・・・・」
「う~・・・・祐一、香里~、いつまでかかってるの~?・・・・あ゛!?」
佐祐理さんが何かを言おうとした時、暇だったのか名雪が奥から出てきた。
しかし、佐祐理さん達の姿を見た途端硬直する。
「あははー、見つけましたよ名雪さん」
「え、え~と・・・・」
何故か、顔を引きつらせて後ずさる名雪。
何だ、何がどうした?
「名雪さん。駄目ですよー、何度も注意してるのにまたサボったりしたら」
「あれ? 名雪、お前確か許可貰ってるって・・・・」
「うっ・・・・」
「佐祐理は許可なんか出した覚えありませんよ」
「うぅっ・・・・!」
もしかして、嘘だったのか?
よくもまあ、あそこまで自然に嘘つけるな・・・・。
「そう言う訳ですから・・・・名雪さん、覚悟は宜しいですか?」
「よ、良くないよっ!」
そう言って、名雪はその場を逃げ去ろうとしたが、
「駄目ですよ、名雪さん」
「名雪さん、逃がしません」
いつの間にか、栞と天野が立ちはだかり名雪を捕まえていた。
そのまま、名雪の両脇を抱えると、ずるずると佐祐理さんの前まで引っ張っていく。
「あははー、確か今度サボったら『これ』だって言っておきましたよねー?」
そう言いながら、佐祐理さんが取り出したのはオレンジ色の・・・・って、
「佐祐理さん・・・・それ、どこで?」
「秋子さんから借りたんですよー。名雪さんを懲らしめる良い方法はないですかって聞いたら、快く貸してくれました」
「そ、そうですか」
秋子さん・・・・あんまり、無闇に謎ジャムを人に渡さんでください・・・・。
「それじゃあ、行きますよー」
「ゆ、祐一!香里!お願い、助けて!!」
「・・・・ごめんね、名雪」
「名雪・・・・無力な俺達を許してくれ」
「そ、そんな、二人とも白状・・・・!」
「ごたごた言ってないで、とっとと食べるんですよー」
な、何気に黒いな、今日の佐祐理さん(汗)
「や、やだ、駄目・・・・近づけないで・・・・」
そう言って、名雪はイヤイヤと首を振るが謎ジャムは容赦なく近づいてくる。
「舞。名雪さんの頭を固定してくれますか」
「・・・・分かった」
「だ、だおっ?! た、助けて~~~~!!」
「香里、見ないでおこう・・・・」
「・・・・そうね」
「む、無視しないで~~~~!!!!」
「年貢の納め時ですよー。えい」
「だおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~~~!!!!!!!???????」
・・・・・断末魔の悲鳴だな、正に(汗)
その後、佐祐理さん達は祐梨をちょっと見てひとしきり可愛いを連発した後、学校へと帰っていった。
・・・・完全にくたばった名雪を引きずりながら。
佐祐理さんは怒らせないように気を付けよう・・・・。
すっかり寝入ってしまった祐梨をベビーベッドに寝かせながら、香里は名雪にそう尋ねる。
そう言えば・・・・あれだけ騒いだにも関わらず、祐梨は一度も騒がなかったな・・・・。
将来は大物になるかも知れない・・・・。
「あ、別にどうしたって訳じゃないんだけどね。ただ、何となく遊びに来ただけ」
「そう、まぁゆっくりしてって」
「うん」
頷いた名雪を見ながら、俺は一つの疑問を抱いた。
香里は産休を取っているし、俺は仕事の関係上今日が休みだから良いんだが・・・・。
今日って平日だよな?(ちなみに、菜織が普段行ってる幼稚園は何故か今日は休み)
何で、名雪がこんな時間に遊びに来るんだ?
「名雪・・・・お前、学校は?」
「え? え~と・・・・あははは・・・・」
・・・・まだ自習にしてサボってきやがったな。
ほんとに、よくこれで教師やってられるな。
「とりあえず・・・・名雪、佐祐理さんにばらされたくなければ、また菜織に奢れ」
「あ、その辺は大丈夫だよ」
「はぁ?」
何が大丈夫なんだ?
「佐祐理さん・・・・じゃなくて、校長先生には許可貰ってきてるから」
「いい加減な事言うな。佐祐理さんが、そんなの許可するわけないじゃないか」
「え~、でも祐一の子供を見に行くって言ったら、『あははー、じゃあ写真お願いしますねー』って言いながら快く送り出してくれたよ?」
さ、佐祐理さん・・・・。
俺の子供を見たいって気持ちは分かりますが、校長が教師のサボりを容認しないでください・・・・。
ピンポ~ン。
「あら?」
「誰か来たみたいだな・・・・あ、良いよ、俺が見てくる」
立ち上がりかけた香里を押しとどめ、俺は玄関へと向かった。
「・・・・平日の昼間の来客なんて碌なもんじゃないだろうからな。わざわざ、香里を応対に出すまでもないだろう」
そう呟きながら、俺は玄関を開けた。
「あははー、祐一さんそれはひどいですよー」
・・・・・・・・バタン。
「ふぇ・・・・祐一さん、どうして無言でドアを閉めるんですか?」
ガチャ。
「佐祐理さん・・・・学校ほったらかして何してんですか?」
「学校の方は久瀬教頭に任せてきたから大丈夫ですよー。それに来ているのは佐祐理だけじゃないですよ?」
「へ?」
そう言った瞬間、佐祐理さんの後ろから数多くの見知ったる姿が・・・・って、
「己ら・・・・仮にも教師が、揃いも揃って授業ボイコットして何してやがる」
「仮にもって何ですか!そんな事言う人嫌いです!」
「そんな酷な事はないでしょう」
「・・・・私達、どこからどう見ても立派な教師」
嘘だ、それは絶対嘘だ。
こんな集団で平日の昼間から授業サボってる奴らが、立派な教師であるはずがない。
大体、栞と天野はまだともかく、舞まで教師になってるってこと事態おかしいんだ!
「祐一・・・・・」
「な、何だ、舞?」
「今、変な事考えなかった・・・・?」
「か、考えてないぞ。だから、その剣を下ろしてくれ、頼むから(汗)」
「・・・・・・・・・」
「あははー、駄目ですよ祐一さん。舞に対して失礼な事を考えたら」
いや、あの佐祐理さん・・・・どうしてあなた方は俺の考えが読めるんですか?
いつもすっげー疑問なんですが。
「祐一? どうかしたの・・・・って、何であなた達が居るのよ」
玄関で騒いでいた俺たちを不審に思ったらしく、結局香里も出てきたようだ。
玄関に居る者達を見て、少し驚いているようだが。
「あ、お姉ちゃん!二人目が生まれたって聞きましたから、見に来ました!」
「あのね、栞・・・・気持ちは分かるけど、普通学校ほったらかして来る?」
「えぅ~、良いじゃないですか!どっかの誰かは、毎回やってる事なんですから!」
どっかの誰かってのは・・・・多分名雪の事だろうな。
そんなにしょっちゅうサボってんのかよ、あいつは。
「まぁ、そう言うわけですから、遊びに来たのですけど」
「天野さん・・・・だからって・・・・」
「あははー、まぁここに来た本当の理由はそれじゃありませんからー」
いつものようにニコニコ笑いながらそう言っているが・・・・何となく、黒いオーラを放っているような気がする・・・・。
佐祐理さん、怒ってる・・・・?
「えっと・・・・ほ、他にどんな理由が?」
「それはですねぇ・・・・」
「う~・・・・祐一、香里~、いつまでかかってるの~?・・・・あ゛!?」
佐祐理さんが何かを言おうとした時、暇だったのか名雪が奥から出てきた。
しかし、佐祐理さん達の姿を見た途端硬直する。
「あははー、見つけましたよ名雪さん」
「え、え~と・・・・」
何故か、顔を引きつらせて後ずさる名雪。
何だ、何がどうした?
「名雪さん。駄目ですよー、何度も注意してるのにまたサボったりしたら」
「あれ? 名雪、お前確か許可貰ってるって・・・・」
「うっ・・・・」
「佐祐理は許可なんか出した覚えありませんよ」
「うぅっ・・・・!」
もしかして、嘘だったのか?
よくもまあ、あそこまで自然に嘘つけるな・・・・。
「そう言う訳ですから・・・・名雪さん、覚悟は宜しいですか?」
「よ、良くないよっ!」
そう言って、名雪はその場を逃げ去ろうとしたが、
「駄目ですよ、名雪さん」
「名雪さん、逃がしません」
いつの間にか、栞と天野が立ちはだかり名雪を捕まえていた。
そのまま、名雪の両脇を抱えると、ずるずると佐祐理さんの前まで引っ張っていく。
「あははー、確か今度サボったら『これ』だって言っておきましたよねー?」
そう言いながら、佐祐理さんが取り出したのはオレンジ色の・・・・って、
「佐祐理さん・・・・それ、どこで?」
「秋子さんから借りたんですよー。名雪さんを懲らしめる良い方法はないですかって聞いたら、快く貸してくれました」
「そ、そうですか」
秋子さん・・・・あんまり、無闇に謎ジャムを人に渡さんでください・・・・。
「それじゃあ、行きますよー」
「ゆ、祐一!香里!お願い、助けて!!」
「・・・・ごめんね、名雪」
「名雪・・・・無力な俺達を許してくれ」
「そ、そんな、二人とも白状・・・・!」
「ごたごた言ってないで、とっとと食べるんですよー」
な、何気に黒いな、今日の佐祐理さん(汗)
「や、やだ、駄目・・・・近づけないで・・・・」
そう言って、名雪はイヤイヤと首を振るが謎ジャムは容赦なく近づいてくる。
「舞。名雪さんの頭を固定してくれますか」
「・・・・分かった」
「だ、だおっ?! た、助けて~~~~!!」
「香里、見ないでおこう・・・・」
「・・・・そうね」
「む、無視しないで~~~~!!!!」
「年貢の納め時ですよー。えい」
「だおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~~~!!!!!!!???????」
・・・・・断末魔の悲鳴だな、正に(汗)
その後、佐祐理さん達は祐梨をちょっと見てひとしきり可愛いを連発した後、学校へと帰っていった。
・・・・完全にくたばった名雪を引きずりながら。
佐祐理さんは怒らせないように気を付けよう・・・・。
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