過去の遺作置き場
7月1日
すっかり忘れていたが、今週はテストがある。
まずいな・・・・色々ドタバタしてたせいで、最近全然勉強してないんだよなぁ。
今日からでも始めるか・・・・。
すっかり忘れていたが、今週はテストがある。
まずいな・・・・色々ドタバタしてたせいで、最近全然勉強してないんだよなぁ。
今日からでも始めるか・・・・。
「あ、相沢!!」
「ん?」
突然、慌てた様子で北川が声をかけてきた。
どうしたんだ?
「今週末って・・・・テスト、だよな?」
「そうだけど?」
「すっかり忘れてて全然勉強してないんだ、頼む相沢!勉強教えてくれ!!」
・・・・こいつも、同じか。
「悪いけど、私も忘れてたから自分の事で精一杯なのよ。他当たってくれない?」
「ぐあ・・・・相沢もか・・・・」
途端にがっくりと項垂れる北川。
萎れたアンテナが痛々しい。
「くそ~、何とかしないと・・・・そうだ!」
何かを思いついたのか北川は俺の傍を離れて香里の方へと向かって行った。
香里の前に立つと、何やら交渉を始める。
香里は最初迷惑そうな顔をしていたが、最後には折れて承諾したようだ。
「よし、話は纏まった。相沢、今日からテスト最終日まで皆で俺の家に来て美坂が講師を勤める勉強会だ!」
「ちょっと、何勝手に話進めてるのよ。それにあやめさんに迷惑とかじゃないの?」
「あぁ、その辺は問題ない。あやめさんさ、うちの学校の勉強内容に興味津々なんだ。良い機会だから、ついでにあやめさんにも勉強教えてあげようと思って」
「ふ~ん・・・・まぁ、そう言う事なら構わないけど。名雪も良い?」
「うにゅ?・・・・おっけーだおー」
相変わらず、目を線になったまま答える我が従妹。
「・・・・だそうよ」
「よし、んじゃあ学校終わったらさっそく始めようぜ」
「ん、分かったわ」
と言うわけで、今日から皆でお勉強会である。
美坂が教えてくれるって言うし、何とかなりそうかな?
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