過去の遺作置き場
7月6日
今日は朝から北川の家でお勉強だ。
明日は七夕で、一応うちでパーティのようなものをする予定なので、今日の内にほとんど勉強を済ませておくつもりなのだ。
・・・・1日間空いて、覚えてられんのかよと突っ込んでいけない。
今日は朝から北川の家でお勉強だ。
明日は七夕で、一応うちでパーティのようなものをする予定なので、今日の内にほとんど勉強を済ませておくつもりなのだ。
・・・・1日間空いて、覚えてられんのかよと突っ込んでいけない。
「・・・・・・・・・」
カリカリカリ・・・・。
「・・・・・・・・・」
カリカリカリ・・・・。
「あ、相沢さん、そこ違うわよ」
「え?あぁ、ありがと香里」
今日もこんな感じだ。
相変わらず、名雪と北川の視線が痛いが気にしないでおこう・・・・。
「う~ん・・・・もうこれぐらいで良いかな」
そう言って、南が教科書を閉じた。
どうやら、自分の勉強はこれで終わりらしい。
さすが学年上位だけあると言うか・・・・普段からちゃんと勉強しているせいか、俺達みたいに切羽詰って勉強する必要はないようだ。
「あ、南。自分の勉強終わったんなら、良かったらあやめさんに勉強教えてあげてくれない?」
「あやめさんに?別に構いませんけど」
「まぁ、宜しいんですの南さん?」
それまで、北川の後ろで様子を眺めていたあやめさんは、パッと顔を明るくさせる。
「えぇ、ぜ~んぜん!それじゃ、教えてあげるからあやめさん、来て!」
南がそう言うと、あやめさんが南の中に吸い込まれていった。
・・・・って、憑依させてどうすんだよ。
そう思った瞬間、すぐに再びあやめさんがその姿を現した。
南は頭を掻きながら、
「失敗失敗・・・・」
と、苦笑しながら舌を出した。
やれやれ・・・・。
「それじゃあやめさん、改めて・・・・」
そう言って、南のあやめさんに対する個人教授が始まったのだった。
そして、俺達はその後夕方まで勉強を続け、帰路についた。
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