過去の遺作置き場
8月6日
「名雪? もう他に寄る所はない?」
「え~と・・・特にないよ」
名雪は、両手に荷物を抱えて頷いた。
今日は名雪と二人でショッピング。
あーだこーだと、あちこち周ってたらいつのまにかこんな大荷物になっちゃった・・・。
ちょっと調子に乗って買いすぎたわね。
「名雪? もう他に寄る所はない?」
「え~と・・・特にないよ」
名雪は、両手に荷物を抱えて頷いた。
今日は名雪と二人でショッピング。
あーだこーだと、あちこち周ってたらいつのまにかこんな大荷物になっちゃった・・・。
ちょっと調子に乗って買いすぎたわね。
「じゃ、もう帰ろっか」
「あ、せっかくだから百花屋寄って行こうよ」
「・・・またイチゴサンデー?」
「うん!」
元気良く答える名雪。
ホントに、名雪ってイチゴ好きよねぇ・・・。
「良いけど、奢らないわよ?」
「え~、祐子ちゃんのケチ・・・」
「ケチじゃないのっ! 大体、私が奢らないといけない理由なんて無いじゃない」
「う゛~」
唸っても駄目だからね、名雪。
ホントにもう・・・。
結局、何だかんだで百花屋にやってきた私達。
ウェイトレスに案内された席に座る。
「私、イチゴサンデー!」
「・・・私はコーヒーで」
注文を受けたウェイトレスはそのまま下がって行った。
「ねぇ、祐子ちゃん」
「ん? 何、名雪」
注文した物を待つ間、名雪が私に話しかけてくる。
私は窓の外に向けていた顔を名雪の方に向けた。
「ここのウェイトレスの制服って可愛いよね」
「制服? そうねぇ・・・」
私は、忙しそうに歩き回るウェイトレスさんの方に目を向けた。
スカートが、膝のちょっと上ぐらいのミニスカートで、白に黒を基調にしたデザイン。
どことなくメイド服のような感じを受けるけど、確かに可愛い制服だと思う。
ただ、結構胸の強調されるデザインみたいで、胸の小さい娘にはあんまり似合わなそうね・・・特に栞とか。
(そんな事言う人嫌いですっ!)
何か聞こえた気がするけど気のせいね。
「それで、あの制服がどうかしたの?」
「うん、可愛いから着てみたいなって・・・祐子ちゃんもそう思うでしょ?」
「私? ま、まぁ・・・」
確かに一度着てみたい気もするけど・・・ちょっと恥ずかしくて人前では着れないわね・・・。
「じゃあ、今度香里の家に行こうよ」
「・・・何でそこで香里が出てくるの?」
「え、だって香里、こう言うの一杯持ってるよ?」
「そ、そうなの?」
「うん」
頷く名雪を見て、思わず溜息を吐く。
香里・・・そんなもの一体何に使う気よ・・・。
何となく香里の裏の一面を垣間見た気がした。
「じゃあ、決まりだよ~。今度香里が暇な時にでも行ってみようね」
「・・・好きにして」
私はいつの間にか持ってこられていたコーヒーをすすりながらそう呟いた。
それから、名雪がイチゴサンデーをおかわりしようとするのを止めながら、私達は百花屋を後にして家路に着いた。
「あ、せっかくだから百花屋寄って行こうよ」
「・・・またイチゴサンデー?」
「うん!」
元気良く答える名雪。
ホントに、名雪ってイチゴ好きよねぇ・・・。
「良いけど、奢らないわよ?」
「え~、祐子ちゃんのケチ・・・」
「ケチじゃないのっ! 大体、私が奢らないといけない理由なんて無いじゃない」
「う゛~」
唸っても駄目だからね、名雪。
ホントにもう・・・。
結局、何だかんだで百花屋にやってきた私達。
ウェイトレスに案内された席に座る。
「私、イチゴサンデー!」
「・・・私はコーヒーで」
注文を受けたウェイトレスはそのまま下がって行った。
「ねぇ、祐子ちゃん」
「ん? 何、名雪」
注文した物を待つ間、名雪が私に話しかけてくる。
私は窓の外に向けていた顔を名雪の方に向けた。
「ここのウェイトレスの制服って可愛いよね」
「制服? そうねぇ・・・」
私は、忙しそうに歩き回るウェイトレスさんの方に目を向けた。
スカートが、膝のちょっと上ぐらいのミニスカートで、白に黒を基調にしたデザイン。
どことなくメイド服のような感じを受けるけど、確かに可愛い制服だと思う。
ただ、結構胸の強調されるデザインみたいで、胸の小さい娘にはあんまり似合わなそうね・・・特に栞とか。
(そんな事言う人嫌いですっ!)
何か聞こえた気がするけど気のせいね。
「それで、あの制服がどうかしたの?」
「うん、可愛いから着てみたいなって・・・祐子ちゃんもそう思うでしょ?」
「私? ま、まぁ・・・」
確かに一度着てみたい気もするけど・・・ちょっと恥ずかしくて人前では着れないわね・・・。
「じゃあ、今度香里の家に行こうよ」
「・・・何でそこで香里が出てくるの?」
「え、だって香里、こう言うの一杯持ってるよ?」
「そ、そうなの?」
「うん」
頷く名雪を見て、思わず溜息を吐く。
香里・・・そんなもの一体何に使う気よ・・・。
何となく香里の裏の一面を垣間見た気がした。
「じゃあ、決まりだよ~。今度香里が暇な時にでも行ってみようね」
「・・・好きにして」
私はいつの間にか持ってこられていたコーヒーをすすりながらそう呟いた。
それから、名雪がイチゴサンデーをおかわりしようとするのを止めながら、私達は百花屋を後にして家路に着いた。
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