過去の遺作置き場
「あら、珍しい」
俺と名雪の顔を見て、挨拶もせずにそんな事を言う香里。
「香里、どう言う意味だ?」
「言葉とおりよ」
そんなに、俺と名雪が早く学校来たのが珍しいのか。
・・・・否定できないな。
俺と名雪の顔を見て、挨拶もせずにそんな事を言う香里。
「香里、どう言う意味だ?」
「言葉とおりよ」
そんなに、俺と名雪が早く学校来たのが珍しいのか。
・・・・否定できないな。
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6月18日
放課後、たまたま行った屋上で北川を見つけた。
フェンスにもたれて夕日を見つめながら、どこかたそがれている。
「北川・・・・どうしたの?」
「ん?あぁ、相沢か」
北川を顔だけこちらに向けるとそう言った。
「日曜日に、南と一緒にあやめさんを連れて霊能者の所に行ったんでしょう? 何か分かったの?」
「・・・・・・・・・」
しかし、北川は何も答えない。
ただ黙って夕日で赤く染まる空を見つめている。
・・・・何というか、北川らしくないな。
放課後、たまたま行った屋上で北川を見つけた。
フェンスにもたれて夕日を見つめながら、どこかたそがれている。
「北川・・・・どうしたの?」
「ん?あぁ、相沢か」
北川を顔だけこちらに向けるとそう言った。
「日曜日に、南と一緒にあやめさんを連れて霊能者の所に行ったんでしょう? 何か分かったの?」
「・・・・・・・・・」
しかし、北川は何も答えない。
ただ黙って夕日で赤く染まる空を見つめている。
・・・・何というか、北川らしくないな。
6月15日
夜の商店街を一人で歩く。
色々寄り道してたら、すっかり遅くなってしまった。
もうすっかり日は沈み、辺りは夕闇に包まれている。
「あの・・・・すいません」
「え?」
誰かに声をかけられて、後ろを振り向く。
そこには一人の女の子が立っていた。
夜の商店街を一人で歩く。
色々寄り道してたら、すっかり遅くなってしまった。
もうすっかり日は沈み、辺りは夕闇に包まれている。
「あの・・・・すいません」
「え?」
誰かに声をかけられて、後ろを振り向く。
そこには一人の女の子が立っていた。
6月14日
キ~ソコ~ンカ~ンコ~ソ。
放課後を告げるチャイムが鳴り響く。
俺は誰か一緒に帰るやつは居ないかと辺りを見回すが・・・・。
名雪と香里は早々と部活に行ってしまっていて居ない。
今日は、栞や天野も来ないし・・・・。
「よぉ相沢、今帰るところか?」
そう声をかけてきたのは・・・・北川か。
「そうだけど、何?」
「たまには一緒に帰ろうぜ」
「北川と?」
「そう、俺と」
たまにはどころか初めてのような気もするが・・・・。
ま、良いか。
「良いわ、それじゃ帰りましょ」
「よし」
何が『よし』なのか分からないが、北川は小さくガッツポーズした。
キ~ソコ~ンカ~ンコ~ソ。
放課後を告げるチャイムが鳴り響く。
俺は誰か一緒に帰るやつは居ないかと辺りを見回すが・・・・。
名雪と香里は早々と部活に行ってしまっていて居ない。
今日は、栞や天野も来ないし・・・・。
「よぉ相沢、今帰るところか?」
そう声をかけてきたのは・・・・北川か。
「そうだけど、何?」
「たまには一緒に帰ろうぜ」
「北川と?」
「そう、俺と」
たまにはどころか初めてのような気もするが・・・・。
ま、良いか。
「良いわ、それじゃ帰りましょ」
「よし」
何が『よし』なのか分からないが、北川は小さくガッツポーズした。
「え~、であるからして、ここは・・・・」
教師の声が授業中の教室に響く。
俺はただぼーっとその声を右から左へ聞き流していた。
隣にも後ろにもその隣にも・・・・俺の見知った顔は居ない。
いや、本当は回り全部よく知った顔なのだが。
「ふぅ・・・・」
俺は一つ溜息を吐くと、黒板から視線を外し桜の舞う外を見やる。
春―――。
俺は、何故ここに居るんだ・・・・。
教師の声が授業中の教室に響く。
俺はただぼーっとその声を右から左へ聞き流していた。
隣にも後ろにもその隣にも・・・・俺の見知った顔は居ない。
いや、本当は回り全部よく知った顔なのだが。
「ふぅ・・・・」
俺は一つ溜息を吐くと、黒板から視線を外し桜の舞う外を見やる。
春―――。
俺は、何故ここに居るんだ・・・・。
Kanon二次創作小説の短編集。
香里が優遇されていることが多いのは作者が香里スキーだからです。
その分、他の子達が少々不憫な感じですが(それで一度読者に怒られたことがある)
6月13日
『朝~、朝だよ~、朝起きて学校行くよ~』
「う・・・・ん・・・・」
いつもの名雪の声で目が覚める。
目覚ましだが。
俺は目覚ましを止めるとベッドから這い出した。
それにしても最近何故か異様に眠い。
いくら睡眠をとっても寝足りないのだ。
・・・・名雪のがうつったかな?
んな訳ないか。
馬鹿な事考えてないでとっとと着替えよう。
俺はもうすっかり着馴れたピンクのパジャマを脱ぎさる。
そう言えば、昔『パジャマ邪魔だ!』とか言う歌があったなぁ・・・・などと考えながら、箪笥からブラジャーを取り出し胸にあてがう(お前、歳いくつだ)
何か最近少し胸がきついような気がするのだが・・・・。
気のせいか?
まぁ良い。
名雪を起こしてとっとと学校行くぞ!
『朝~、朝だよ~、朝起きて学校行くよ~』
「う・・・・ん・・・・」
いつもの名雪の声で目が覚める。
目覚ましだが。
俺は目覚ましを止めるとベッドから這い出した。
それにしても最近何故か異様に眠い。
いくら睡眠をとっても寝足りないのだ。
・・・・名雪のがうつったかな?
んな訳ないか。
馬鹿な事考えてないでとっとと着替えよう。
俺はもうすっかり着馴れたピンクのパジャマを脱ぎさる。
そう言えば、昔『パジャマ邪魔だ!』とか言う歌があったなぁ・・・・などと考えながら、箪笥からブラジャーを取り出し胸にあてがう(お前、歳いくつだ)
何か最近少し胸がきついような気がするのだが・・・・。
気のせいか?
まぁ良い。
名雪を起こしてとっとと学校行くぞ!